ピエロの正体を誰も知らない７【トラファルガー・ロー】

海軍大将との取引１ ページ14

.


貴方「久しぶりですね…バスティーユ大佐。あぁ、失礼。今は中将か」

バス「お前は……A大佐…！！」




A大佐と呼ばれたその人物は、黒一色のスーツに身を包み、顔には大きめのサングラスをかけていた。

海軍大佐のコートを羽織っているが、背中にある正義の文字にはバツ印が付けられている。




藤虎「お知り合いで？」

バス「えぇ、9年前、彼が突然辞めてしまうまでは、同じ海軍本部の大佐として働いていて、同時にサカズキ元帥の部下でもありました。」

藤虎「ほぅ…お若いのに御大層なこって」

バス「…そして、その元帥から、見つけ次第、連行しろと命令が出されています。」



そのバスティーユ中将の言葉に、周囲の緊張が高まる。




藤虎「そうですかい…そんなお方が、あっしに何の用で？」




貴方「海軍大将藤虎殿…

……私と“取引”をしませんか？」

海軍大将との取引２→←ゲームの始まり

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す