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貴方side
「クリスマスパーティー？」
『はい、毎年ブラック家主催で開かれるでしょう？オリオン君と分家の令嬢として毎年踊るアナタなら、学校よりかは謝るタイミングは多いと思いまして。』
「名案ですわ！！」
採用されて良かった…
まぁ、そのまんまリドルの案だけど
『では私はこれで失礼しますね。』
これで私はお役目御免だ。
帰ってスパイグッズの改良をしようとしたが、掴まれた手によって阻まれる。
『…何ですかこの手は』
「アナタも一緒に参加しなさい！！」
『遠慮しておきます。』
「まずはドレス選びからよ！安心しなさい。わたくしが立派な淑女にさせてみせますわ！！」
この人、ホント嫌い。
それからトントン拍子に話が進んでいき、気付けばアルファードもその話に参加していた。
「ブラック家のパーティーにAも来るのか！？」
『私行かないから。』
「なら、俺とパートナーになろうぜ！」
『話しを聞け。』
「いけませんわアル。アナタは純血で家柄の良い御令嬢をパートナーにしなくては、他に示しがつきません。」
「あ？姉上に指図される筋合いねぇから。」
「アルファード！なんて口の利き方なの！！」
『分かった！行くからケンカはやめて！！』
「「それは決定事項だぞ/ですわ」」
『…アンタら実は仲良いだろ。』
バチバチと火花を散らしつつも、息の合ったふたりに密かに溜息をついた。
『…まぁでも、先輩の言う通りアルファードは私以外をパートナーに選んだ方がいいと思うな。』
「そんな…！！」
『変な軋轢を生じさせるより、体裁守った方が後々が楽。』
私の言葉に、ほらおっしゃいと言わんばかりに胸を張るヴァルブルガ先輩
アルファードはそれが目に入らないほど落ち込んでいるようだった。
『それに私は、後でアルファードと楽しく踊りたいしね。』
「Aがそう言うなら仕方ないな！」
パァっと表情を明るくしたアルファード
可愛いな、おい。
「して、パートナーは誰にするのです？」
『追々考えます。』
「わたくしが見繕っても構いませんが？」
『いえ、遠慮しておきます。』
「そう…」
『ヴァルブルガ先輩なら、上手くいくと思いますが…当日は陰ながら応援してますね。』
「当然ですわ！全力を尽くします！！」
血の繋がりを思わせる、ふたりの似たリアクションに思わず苦笑いが溢れる。
てか、この姉弟ちょろいな。
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仮面タロウ(プロフ) - 作者桜さん» ありがとうございます(^^) (2021年1月12日 21時) (
レス) id: 2292ab7783 (このIDを非表示/違反報告)
作者桜 - とっても面白かったです (2021年1月11日 7時) (レス) id: 628745ab8d (このIDを非表示/違反報告)
spring(プロフ) - 大丈夫です！気づいてくれて良かったのですー！ (2020年3月12日 13時) (レス) id: a86d5a1323 (このIDを非表示/違反報告)
仮面タロウ(プロフ) - springさん» ぎゃー！本当ですね！作者がタイトル間違えるなんて…泣、ご指摘ありがとうございます…！ (2020年3月12日 13時) (レス) id: 2292ab7783 (このIDを非表示/違反報告)
spring(プロフ) - 題名が違いますよ〜？題名が【ミス・ポッターは愛を知らない】じゃなくて【ミス・ポッターは愛が欲しい】になってます！ (2020年3月12日 12時) (レス) id: a86d5a1323 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：仮面タロウ
| 作成日時：2020年2月16日 16時
