66＿4年生 ページ25
貴方side
夏休みも終わり新学期が始まった。
前とは違い、友達がいるこれからの学校生活にウキウキしていた私だが、周りはそんな空気ではなかった。
「ロンドンを見たか？あの美しい街並みは今や見る影もない…このままではイギリスはめちゃくちゃだ！」
「何故マグルの社会情勢に魔法族が巻き込まれなければならないんだ…！」
戦争が激化していくにつれ、マグルが中心とした社会に異を唱える生徒が増えた。
裏でグリンデルバルドが暗躍しているという話もあるが、それはあくまでも噂
マグルの情勢に巻き込まれる魔法族の構図は変わらない。
そんなマグルに取って代わり、魔法族が指揮運営する社会に賛同する生徒が、スリザリン内外問わずリドルの元へ集まっていた。
一方、マグルの血が入っている生徒は、いつ自分達が魔法界から追放のではという不安から疑心暗鬼になっている者も多い。
『悪循環極まりないね。』
「そうだな。」
『…で、この集まりは何。なんで私が前に立たされてるの。』
「ここにいる皆は、お前の主義主張に賛同し集まった者達だ。」
『……は？』
今なんて？
アルファードによって連れて来させられたのは、空き教室
そこには、学年や寮問わず多くの学生が集まっていた。
その数は100をゆうに超え、外にまで人が溢れ出している。
「私達は、純血魔法使いのように魔法界での人脈が少ない。」
「入ってくる情報も少なければ、逃げる場所も、ましてや守ってくれる人もいないんだ。」
「両親が非魔法使いだと、魔法界の存在すら知らなかった者もいる。そんな者が純血魔法使いに意見すらすることは難しい…」
「何か危害を加えられても、泣き寝入りするしかないのさ。」
「そんな中、君はあの純血魔法使いが多く在籍しているスリザリンで自分の軸を曲げずマグル擁護派として気高くいた。」
「権力や力にも屈しなかった！」
「ついには、あのブラック家の御子息アルファードまでも味方につけてみせた！」
「俺たちにとってA・リーリウムはこの状況を打破できる可能性を持った救世主なんです！！」
集まっている者達が、すがるように私を見ている。
そもそもマグル擁護派ってなんだよ、初めて聞いたぞ。
『勝手に盛り上がってる所申し訳ありませんが、私、純血主義でもなければマグル擁護派でもありませんよ。』
「……え？」
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仮面タロウ(プロフ) - 作者桜さん» ありがとうございます(^^) (2021年1月12日 21時) (
レス) id: 2292ab7783 (このIDを非表示/違反報告)
作者桜 - とっても面白かったです (2021年1月11日 7時) (レス) id: 628745ab8d (このIDを非表示/違反報告)
spring(プロフ) - 大丈夫です！気づいてくれて良かったのですー！ (2020年3月12日 13時) (レス) id: a86d5a1323 (このIDを非表示/違反報告)
仮面タロウ(プロフ) - springさん» ぎゃー！本当ですね！作者がタイトル間違えるなんて…泣、ご指摘ありがとうございます…！ (2020年3月12日 13時) (レス) id: 2292ab7783 (このIDを非表示/違反報告)
spring(プロフ) - 題名が違いますよ〜？題名が【ミス・ポッターは愛を知らない】じゃなくて【ミス・ポッターは愛が欲しい】になってます！ (2020年3月12日 12時) (レス) id: a86d5a1323 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：仮面タロウ
| 作成日時：2020年2月16日 16時
