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55_過去編 ページ10

貴方side



『はぁ…疲れた…』


「「おかえり〜!」」


『……またっすか。』







潜入捜査官である彼らが頻繁に訪れるようになり、日常化しつつある。







「安心しろ。尾行されるようなヘマはしていないし、防犯カメラを避けてここまで来た。何より人の目の付きにくい窓から侵入したからここに僕らがいるのを知る者はいない。」


『安心する要素が見つからないんだけど』


「もう少しセキュリティーがしっかりした所の方が良いんじゃないか?熊狩の部屋侵入し放題だぞ。」







私も防犯カメラにうつるのが苦手だから、周辺にカメラの少ないこのアパートを借りているワケだし、今更手放すつもりはない。

なにより…







『大事なモノは何も置いて無いんで良いんすよ。ここ、セーフハウスみたいなもんだし』


「……っえ!そうなの!?」


『ここの契約主、私だけど偽名だし。』







知らなかった…!!と項垂れる諸伏先輩
その横で真剣な表情で私を見つめるゼロ







「違法だぞ。」


『ゼロは知ってたみたいだね。』


「ここへ来る前に一通り調べたからな。」


『ひゅ〜流石』


「話を逸らすな。」


『…まぁ違法であれ、ここが私名義の家ならゼロ達もここまで頻繁に来てないでしょう?なら別にいいじゃない。』







ゼロが少し考え込んだ後、顔を上げた。







「……まさかお前、ヒロの為に…?」


『……』


「え、それじゃあ、俺が潜入捜査官になる直前に一回引越ししたのって……」


『……君のような勘の良いガキは嫌いだよ。』







最悪だ

某アニメのキメラ錬成のカラクリがバレた偽国家錬金術師のセリフを借りてしまうくらい最悪だ。







「熊狩!お前ってヤツは…!!」


『ッ、別に先輩達の為じゃないっすよ!私の気分転換も兼ねてるし!!』


「ツンデレか?ツンデレだな!ったく、本当可愛いなお前は!!」


『ツンデレじゃない!!』

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ユナ(プロフ) - 更新楽しみにしています (8月24日 8時) (レス) @page30 id: 0e552ce067 (このIDを非表示/違反報告)
まみこ(プロフ) - 更新楽しみにしてます、無理せず頑張ってくださいっ!! (2022年8月26日 23時) (レス) @page30 id: 9d3f4398ec (このIDを非表示/違反報告)
やっち(プロフ) - 続き読みたいです (2022年8月4日 20時) (レス) @page30 id: aabe067d77 (このIDを非表示/違反報告)
餅と米(プロフ) - 更新が待ち遠しいっ! (2022年5月31日 0時) (レス) @page30 id: 87d6d54ea2 (このIDを非表示/違反報告)
仮面タロウ(プロフ) - 作者の仮面タロウです。たくさんのコメントありがとうございます!長い間返信しきれずすみません。作品更新につきましては、滞っていた作品から順番に更新していく予定です。大変長らくお待たせして申し訳ありませんが今暫くお待ちください。 (2022年5月9日 21時) (レス) id: 2292ab7783 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:仮面タロウ | 作成日時:2019年12月12日 15時

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