50_緋色シリーズ 終章 ページ5
貴方side
『…ってことで、私はFBIとランデブーしてくるので、上司さんにそう伝えといてください。』
「どういう事だ花摘!説明しろ!!」
「おい!待て熊狩!!」
裏切りとも取れる私の行動に、他の捜査官達は動揺し、見知った顔の中には、睨んでいる者もいた。
完全に嫌われちゃったな。
追及しようとする公安の捜査官を置き去りにして、私を乗せた車が走り出す。
風見さんは手に持っていた携帯を私に向かって投げた。
「言うなら自分で言え!!!」
ごもっともで
私は受け取ったその携帯電話を耳を当てた
『聞いてた通りです、私は行きます。』
《……》
だが、電話の向こうの側からの返事は無い。
諦めて通話を切ろうとした直後、
今にも消えてしまいそうなほど掠れた声で
彼は言った。
《お前まで僕を置いていくのか、A》
あの人が逝ってしまってから、
呼ばれることのなかった私の名前。
『ごめんね、ゼロ』
そう呼ぶのは、これで最後だ。
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ユナ(プロフ) - 更新楽しみにしています (8月24日 8時) (レス) @page30 id: 0e552ce067 (このIDを非表示/違反報告)
まみこ(プロフ) - 更新楽しみにしてます、無理せず頑張ってくださいっ!! (2022年8月26日 23時) (レス) @page30 id: 9d3f4398ec (このIDを非表示/違反報告)
やっち(プロフ) - 続き読みたいです (2022年8月4日 20時) (レス) @page30 id: aabe067d77 (このIDを非表示/違反報告)
餅と米(プロフ) - 更新が待ち遠しいっ! (2022年5月31日 0時) (レス) @page30 id: 87d6d54ea2 (このIDを非表示/違反報告)
仮面タロウ(プロフ) - 作者の仮面タロウです。たくさんのコメントありがとうございます!長い間返信しきれずすみません。作品更新につきましては、滞っていた作品から順番に更新していく予定です。大変長らくお待たせして申し訳ありませんが今暫くお待ちください。 (2022年5月9日 21時) (レス) id: 2292ab7783 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:仮面タロウ | 作成日時:2019年12月12日 15時