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貴方side
『まって、今なんつった。』
「そう急かさなくても今から教えてやるよ。」
『ちょ、こんなロリテイストでよくその気になれるね!?別日にしよう!ねぇ!!』
「あ?お前まさか、俺がその顔面を気に入ってヤろうとしてんだと思ってんのか?なわけねェだろ」
自意識過剰だとバッサリ言われ、心が折れそうになる。
ここまで用意周到に囲われたら誰だってそう思うじゃん!違うの!?
「俺が気に入ったのは、その雪みてェに白い皮の裏に隠れた赤い血肉だ。外面には興味ねェよ」
要するに、お前の内面がイイって意味ね!
世間一般的に言う「お前の内面が好きだ!」の意味なら嬉しかったのに!
「それに…だ。どうせここで口約束して別日にしても、お前逃げるだろう。」
じりじりと迫るジンに一定の距離を開けながら後退りしていれば、
ベッドの側が足に引っかかり、そのまま後ろからベッドへ落ちてしまう。
ジンはそれを待っていたかのように、ベッドに沈んだ私に覆いかぶさるようにして、私の手を片手で拘束した。
銀色の髪がジンの肩から溢れ、私の頬をくすぐる。
「追い込まれる側になった気持ちはどうだ?なァ…A」
『……最低な気分だよ。ジン』
着ていたロリワンピは引きちぎられ、露わとなった下着にため息が溢れた。
暴れても無駄に怪我するだけだし、もう腹をくくろう。
「ほぅ…抵抗しないのか。」
『覚悟はできてたからね。』
こうなることは、ハニトラをすると言った時から既に覚悟はできていたし、対策もそれなりに施した。
詳しくは話していないが、哀にも避妊薬を処方してもらっている。
「心持ちは良いとは思うけれど、女性にソレを飲ませる前に、男側の避妊も徹底しなさい。」
そう、見た目は小学生な哀に言われた時は、控えめに言って死にたかった。
「何故俺がお前を気に入ったと思う?」
『ターゲットの殺し方が気に入ってるからでしょ?』
「くく、気付いていないようだがな、俺と初めて会ったあの時のお前は、俺らを道連れにして自分もろとも殺してェって顔してんだ…今もそうだ。」
『…私がネズミだって言いたいの?』
「違う。何度も言わせるな…」
ニヤリと笑みを深めた。
迫り来るジンの顔
「俺は、お前の奥ある狂気を見たいんだ。A」
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ユナ(プロフ) - 更新楽しみにしています (8月24日 8時) (レス) @page30 id: 0e552ce067 (このIDを非表示/違反報告)
まみこ(プロフ) - 更新楽しみにしてます、無理せず頑張ってくださいっ!! (2022年8月26日 23時) (レス) @page30 id: 9d3f4398ec (このIDを非表示/違反報告)
やっち(プロフ) - 続き読みたいです (2022年8月4日 20時) (レス) @page30 id: aabe067d77 (このIDを非表示/違反報告)
餅と米(プロフ) - 更新が待ち遠しいっ! (2022年5月31日 0時) (レス) @page30 id: 87d6d54ea2 (このIDを非表示/違反報告)
仮面タロウ(プロフ) - 作者の仮面タロウです。たくさんのコメントありがとうございます!長い間返信しきれずすみません。作品更新につきましては、滞っていた作品から順番に更新していく予定です。大変長らくお待たせして申し訳ありませんが今暫くお待ちください。 (2022年5月9日 21時) (レス) id: 2292ab7783 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:仮面タロウ | 作成日時:2019年12月12日 15時