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貴方side
公安側のわちゃわちゃ具合に、
FBIの皆さんの目が点になった。
「お前…その仕事、本当ならどうする気でいたんだ。」
『部屋に2人きりになった後すぐに、事前に撮影した動画で脅す気でいました。そういう変態が集う店なんて決まってますし』
「……そうか」
「俺は認めないからな。」
「あの…何故先程から、フルヤさんは意固地に反対しているんですか?」
先ほどからの上司さんの言動に思う所があったのか、キャメル捜査官が首を傾げ上司さんに疑問をぶつける。
「コイツは、そういう訓練も受けていないし
……お前、経験も無いだろう。」
『……無いっすね。』
「キスもだよな。」
『いや、上司さんには関係「まさかあるのか!?」無いっすよ!!』
「「「……」」」
『アーーッ!なんで公共の場でこんなカミングアウトしなきゃいけないんだよ!!案の定変な空気になったじゃないっすか!!』
最悪だ!
心なしかみんなの目が冷たいし!!
「お前が勝手に言ったんだろ。」
『アンタが言わせたんでしょ!!?』
待って、本気で引かれた…!?
うん!!ひかれてるなこれ!!!
『このクソ上司!!パワハラだけじゃなくセクハラまで!!本気で訴えるぞ!!?』
「ッハ!訴えたければ訴えればいい!!」
『言ったな!?訴えるぞ!??上司さんは存じ上げないようですがね!この問題はナイーブなんすよ!若い内は「ウブなのねっ」とか言われてチヤホヤされるけど!成人超えると腫れ物扱いされるんだよ!!』
「俺はそうとは思わないがな!!」
『ありがとう!!!』
待って、私達何の話してんの???
「降谷さん、頭を冷やして下さい。貴方らしくもない。」
「……確かにな。すまない、5分時間をくれ。頭を冷やしてくる。」
「く、熊狩、その脅す予定だった動画って送ってもらえたりするか?…何か役に立つかもしれん。」
『……いいっすよ。丁度データもありますし、今送りますね。』
ふたりが部屋から去った後、嵐が過ぎ去った後のような静けさが部屋を包んだ。
「まさか、降谷さんがあそこまで把握してるなんて…」
「恐ろしい人だ…」
公安組が項垂れる中、ジョディーがそっとマイクに話しかける。
「ねぇ、フルヤとAってまさか…」
「これ、4年も前からなんです。」
「…心中お察しするわ。」
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ユナ(プロフ) - 更新楽しみにしています (8月24日 8時) (レス) @page30 id: 0e552ce067 (このIDを非表示/違反報告)
まみこ(プロフ) - 更新楽しみにしてます、無理せず頑張ってくださいっ!! (2022年8月26日 23時) (レス) @page30 id: 9d3f4398ec (このIDを非表示/違反報告)
やっち(プロフ) - 続き読みたいです (2022年8月4日 20時) (レス) @page30 id: aabe067d77 (このIDを非表示/違反報告)
餅と米(プロフ) - 更新が待ち遠しいっ! (2022年5月31日 0時) (レス) @page30 id: 87d6d54ea2 (このIDを非表示/違反報告)
仮面タロウ(プロフ) - 作者の仮面タロウです。たくさんのコメントありがとうございます!長い間返信しきれずすみません。作品更新につきましては、滞っていた作品から順番に更新していく予定です。大変長らくお待たせして申し訳ありませんが今暫くお待ちください。 (2022年5月9日 21時) (レス) id: 2292ab7783 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:仮面タロウ | 作成日時:2019年12月12日 15時