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貴方side



他国の捜査官との過度な接触は、
かえって組織間に軋轢を生む。

それ故に、合同捜査に伴う会議には、各国の捜査機関のリーダーのみが集まり行った。


会議から帰ってきた、FBI捜査官ジェイムズ・ブラックの顔色は何処か優れない。







「合同捜査会議にて、私達FBI及び公安警察は、ボスの居場所を特定するという、今回一番重要となるミッションを言い渡された。」


『…聞こえは良いけど、要は1番の厄介ごと押し付けられたって事っすよね。』


「「「……」」」


「ねぇねぇ、その公安との作戦会議いつからやるの?」


「5時間後だ。」









しれっとコナン少年が参加しているのは、この際突っ込まないでおこう。

この作戦会議、どちらが捜査の主軸が取れるかの戦いになるだろうな。



FBIと公安
果たして勝敗はどっちになるかな







***








公安との作戦会議は、リモートとなった。


警視庁舎にぞろぞろとFBI捜査官が入っていくわけにもいかないしね。

勿論、セキュリティー対策はバッチリ




作戦の流れは、案外すんなりと決まった。


阿笠博士が開発したメカが、作戦の要になるのはビックリしたけど、アレは本当に凄い。

携帯端末に3分間かざすだけで中のデータを取れ、遠隔操作アプリを入れられるという、
スパイ映画のような道具をコナン少年が持ち込んできたのだ。


その端末をかざすターゲットは、ボスの居場所を知る、ラム、ベルモット、ジン、ウォッカの4人のどれか

普段人前に現れないラムと、警戒心の強いジンを除いたら、ベルモットかウォッカの二択になった。








「この中でウォッカなら何とかなりそうだが、問題はジンだな。」


「ヤツは勘がいい。バレてしまう可能性の方が高い。」


「どちらにせよ、ジンとウォッカを離す必要がありますね。」


「だが奴ら、常に行動を共にしていますよ。」









うーん、と皆が悩ましく唸る中、私は静かに手を上げた。

勝手に喋ったら上司さん機嫌悪くなりそうだし


案の定、公安側の上司さんにはフルシカトされた。









「…A君、何か言いたいことでもあるのかね?」


『私がジンを食い止めます。』


「何か策でもあるのか?」


『ジンにハニトラします。』



「「「…は??」」」

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ユナ(プロフ) - 更新楽しみにしています (8月24日 8時) (レス) @page30 id: 0e552ce067 (このIDを非表示/違反報告)
まみこ(プロフ) - 更新楽しみにしてます、無理せず頑張ってくださいっ!! (2022年8月26日 23時) (レス) @page30 id: 9d3f4398ec (このIDを非表示/違反報告)
やっち(プロフ) - 続き読みたいです (2022年8月4日 20時) (レス) @page30 id: aabe067d77 (このIDを非表示/違反報告)
餅と米(プロフ) - 更新が待ち遠しいっ! (2022年5月31日 0時) (レス) @page30 id: 87d6d54ea2 (このIDを非表示/違反報告)
仮面タロウ(プロフ) - 作者の仮面タロウです。たくさんのコメントありがとうございます!長い間返信しきれずすみません。作品更新につきましては、滞っていた作品から順番に更新していく予定です。大変長らくお待たせして申し訳ありませんが今暫くお待ちください。 (2022年5月9日 21時) (レス) id: 2292ab7783 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:仮面タロウ | 作成日時:2019年12月12日 15時

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