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48_緋色シリーズ 帰還 ページ3

No side



来葉峠に現れたFBIを確保するチームは、降谷の指示通り対象が乗っている車を追跡していたが、

そこに居るはずもない赤井秀一によって、追跡の続行は不可能な状況に追い込まれてしまっていた。








《何!赤井が拳銃を発砲!?それで追跡は》


「先頭の車はクラッシュして、後続車もそれに巻き込まれ走行不能の続出で…」


《動ける車があるなら奴を追え!今逃したら今度はどこに雲隠れするか…》








そう携帯から降谷に指示された風見は辺りを見渡すが、とてもじゃないが車を追えるような状況ではない。








「大丈夫か?」








そこへ何事もなかったかのように戻って来たFBIの車に、公安の捜査官らは唖然としていた。








「悪く思わんでくれよ、仕掛けて来たのはあんたらの方だ。」








そして赤井は、今安室と繋がったままの携帯と、先程発砲した拳銃を交換するよう提案する。

風見はそれに渋々応じ、赤井に携帯を手渡した。








「久しぶりだな、バーボン。…いや、今は安室透くんだったかな?」


《赤井…秀一!!》








赤井は先程交換したのが楠田が自i殺に使用した拳銃で、入手ルートを探れば何かわかるかも知れないと、安室の正体をほのめかすような言い回しで伝える。








《まさかお前、俺の正体を…》


「“ゼロ”とあだ名される名前は数少ない。調べやすかったよ…


__降谷零 君」






赤井の口から出た名前に、風見を含めた捜査官は息を飲んだ。

電話の向こうで言葉が出ない安室、ないし降谷に対し、赤井は話を続ける。







「目先の事に囚われて、狩るべき相手を見誤らないで頂きたい。君は敵に回したくない男の一人なんでね。」


「…それと、彼の事は__







その後に赤井の口から出た言葉は、
降谷“ら”にとって、まさに地雷だった。

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ユナ(プロフ) - 更新楽しみにしています (8月24日 8時) (レス) @page30 id: 0e552ce067 (このIDを非表示/違反報告)
まみこ(プロフ) - 更新楽しみにしてます、無理せず頑張ってくださいっ!! (2022年8月26日 23時) (レス) @page30 id: 9d3f4398ec (このIDを非表示/違反報告)
やっち(プロフ) - 続き読みたいです (2022年8月4日 20時) (レス) @page30 id: aabe067d77 (このIDを非表示/違反報告)
餅と米(プロフ) - 更新が待ち遠しいっ! (2022年5月31日 0時) (レス) @page30 id: 87d6d54ea2 (このIDを非表示/違反報告)
仮面タロウ(プロフ) - 作者の仮面タロウです。たくさんのコメントありがとうございます!長い間返信しきれずすみません。作品更新につきましては、滞っていた作品から順番に更新していく予定です。大変長らくお待たせして申し訳ありませんが今暫くお待ちください。 (2022年5月9日 21時) (レス) id: 2292ab7783 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:仮面タロウ | 作成日時:2019年12月12日 15時

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