絶対にクビにしてやる１【名探偵コナン】【降谷零】

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コナンside



『何これから人類が滅亡することを知った人間みたいな顔してんの。ほら、口にソース付いてるぞ。』







そう言い、俺の口元を拭う姿は、
側から見れば、面倒見の良いお兄さん。



彼の容姿は、少しクセのある黒髪に、ブルーの瞳、色白の肌から、白人系の血が入っていることが分かる。

普段マスクをしているが、食べる時などにだけ外されるその素顔は、世間一般的に見ても美形の部類に入るだろう。



だけれど、死んだような目と、頬に刻まれた傷に目が行ってしまい、せっかくの素材が意味を成してないように思える。

これらの特徴は、赤井さんから教えてもらった、“A”という少年の外見的特徴に全て合致していた。



いつからだ…いつから俺はこの人と…

まさか、最初から俺の正体を知って…！！









「あら！くま君じゃなーい！」


『あ、園子ちゃんに蘭ちゃんじゃん。学校帰り？』


「そうよ。午前中に試験があって今日は早めに終わって……って、コナン顔真っ青だけどどうしたの！？」


「う、うん、お腹の調子が悪くって……僕、先に帰るね！！」


「あ！コナン君！！」









俺はレストランコロンボから飛び出して、

“彼”が借住まいしている工藤邸へ向かった。

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