【銀魂】校 則 違 反【坂田銀八】

ぶっかけ ページ39

「…続けってつっても」





ボリボリ、

無神経にもそんな
音が聞こえてきて銀八を見ると
困ったように頭をかいていた。



あぁ、そんな
顔させたい訳じゃないのに。








「ねえ、銀八。


別にその日の事、
とか何も気にしないでいいから

早く振って…？」








抱いちゃったから
責任を取らなきゃとか

そんなのいらない。


いらないから、
もう困らせたくないから。








「ね、え…銀八お願い…」









そうやって
口に出すだけで、

嗚咽が漏れて、
涙がぽろぽろと溢れる。









「だから待てって！
俺はお前を抱いちゃいねえ！」


「は、？」
「だってホテルに行ったでしょ！？」




「それがなーーー…」








……

・



(銀八side)






頭が痛え、

唸るように
ズキズキと痛む頭を
押さえながら考える。




思わず、ホテルに来ちまったが
いまはシャワーを浴びてるその女を抱いてもいいものか、否か。





見た目は
大人っぽく見えると言ったら見えるし、
でもなんとなく着ていたものが、あれは制服だったような？


あれ？
頭が痛くて何も分かんねーや。



まあ出てきたら聞いてみるか








そんな余裕ぶってた
数分前の自分を呪いたくなるほど、


の、色香を放つそいつを
否応なしに抱こうとした。


だけど、




「う、ぉえええええ…」

「え、えぇええええ！？」

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