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やだ ページ23






「いらっしゃいませー」









保健室で、

体力を回復させて
今、私は元気にバイトをしています。


学生が多いなー。


とか思いながらお客さんと接していると、そいつらは突然現れた。









「あれ、Aちゃん?」


「持田さん…いらっしゃい」








沖田の彼女と、沖田。




腕を絡ませて、
スクバにはお揃いのキーホルダーが揺れていた。



胸が痛い。


なんでだろうね。
振り切ったはずなのに。









「わーバイトしてたんだ〜
教えてくれればいいのに〜!!」


「あはは、始めたばっかりだったからさ」


「へーそうなんだ〜
あ、総悟!なに食べる?」


「お前が、選んだやつ」








そう言うと、


持田さんはショーウィンドウに近づいてアイスを吟味し始める。






「はあ…」





息が詰まりそう。








「…、」


「ーーー…」







レジの近くには

沖田しかいない。
気まずい、気まずいよ。


早く、持田さん選んでよ。









「じゃあ、これとこれください!」


「はーい」







アイスをすくって
渡すと、沖田は持田さんにアイスを手渡し自分のバッグから財布を出してお金を渡してきた。






ふーん、



私と付き合ってた頃は
どっちが払うか、とか言って。


まあ結局いつも最後は払ってくれてたけど、




持田さんの時はそんなすんなり出すんだね。









「…千円頂きまーす」


「あ、先座ってろィ」

「うん!ありがとね〜」







いちいち見せつけんな。







「600円のお釣りになりまーす」


「…」


「またのご来店お待ちしておりまーす」






「ーーー仏頂面が接客なんて似合わねーですねィ」











びっくりした。


もう持田さんのとこいくと思ったから
肩の力を抜いて、ふぅと息をつこうとしたら、




思いがけない奴の
言葉が、声が、降ってきた。







「…あっそ、」


「ほら可愛気がねーや」









咄嗟に出た言葉は


短く、物騒な言葉が出てしまった。



そんな私を、


嘲笑うかのように
でも爽やかな笑顔を見せて


持田さんの元に行ってしまった。








「(ーー…行ってしまった?)」


「(あそこが行くべき所なんじゃん。)」









そう自分に言い聞かせた。








ちょっとした疎外感→←そいつ



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設定タグ:銀魂 , 3z , 坂田銀八   
作品ジャンル:アニメ
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高坂美月 - 銀八かっこよすぎ!!!すっごく面白かったです!!! (2018年2月6日 23時) (レス) id: c784d663da (このIDを非表示/違反報告)
愛呼(プロフ) - 腐女子さん» そのお言葉すごく嬉しいです!小説書いててよかったと思えます( ; ; ) (2017年12月27日 20時) (レス) id: fcd4de5c94 (このIDを非表示/違反報告)
腐女子 - 一生このお話のこと、忘れません! (2017年12月26日 13時) (レス) id: 68d8480e55 (このIDを非表示/違反報告)
腐女子 - なんか、感動しました! (2017年12月26日 13時) (レス) id: 68d8480e55 (このIDを非表示/違反報告)
愛呼(低浮上)(プロフ) - 桜咲美羽さん» のろのろとほんとに申し訳ないです(。-_-。) 優しいお言葉ありがとうございます!!! (2016年7月4日 22時) (レス) id: a0e7a8014a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:杉田.愛呼 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/aiko55185/  
作成日時:2015年8月1日 23時

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