【銀魂】校 則 違 反【坂田銀八】

おそよう ページ3

「A！
ギリギリすぎるアルヨ」









学校へ着くと
朱色の淡い髪色に映える
白い肌の私の友達ーー神楽がそう言った。









「私よりギリギリがいるよ」




「…！」









私が指差す、そこには
校門に今足を通した二つの影。





沖田と持田さん。









二人は仲良さげに
手を繋いでゆっくりと歩いていた。



ーー遅刻しちゃうよ？





そんな思いで
二人を見てると栗色の頭が上を向いた。









「なに、こっち見てんだよ」




「…もう吹っ切れたアルか？」









「吹っ飛ばしてやったぜ」









私と沖田は付き合っていた。




これでも結構長く続いて、
一年ちょっと？続いたのかな？









「まあ…
持田さんの方が
可愛いし、小ちゃいし



こうやって客観的に見てると
可愛いカップルだよね」









私なんか、
身長167で。


沖田との差はたった3センチ。









付き合ってた頃も
「もう少し可愛くなれねェのかィ」


とか言われてたな。









「うん、懐かしい。
青春の一ページだよね」




「Aかっこいいアル！！」









かっこよくて、


神楽の大好きな友達の
Aちゃんは





元彼のことをだらだらと考えてられないの。

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