ぎんぱっち ページ20
･
「あれ、A？」
「げ…銀八」
「げ、じゃねーよ
お前いま授業中だろ。授業は？」
そう。
今は授業中で
私はいま授業中。
そしてここは廊下。
うん、私がいたら普通におかしいよね。
「や、具合悪くて保健室いくの」
「あ？サボりじゃねーのか」
「失礼な。」
そう言って、
銀八もとを去ろうとすると。
なぜかついてくる銀八。
「なんスか？」
「や、月詠が今いねーからな。
ーーー俺が診察してやるよ。」
わきわき、
といやらしい
手付きでにやりと意地悪い笑みでそう言ってきた。
ぶん殴りたい。
ｶﾞﾗｯーーー
保健室特有の
においを感じながら結局二人で保健室に入る。
ここに来るまで、
けっこう問答を繰り返したんだけどのらりくらりと交わされて、ここまで来てしまった。
「んで、なんで具合わりーの？」
「寝不足」
保健室に
入ったら書く
どこが痛いのかとか
熱はあるのかとかそんな紙と向き合い、
ボールペンをカチカチと鳴らしてる銀八。
「なんだー？彼氏でも出来て頑張ってたのか？」
「ねえ、貴方に許可書貰ったよね」
「あーバイト？」
カーテンを開け、
ベッドに横になりながら
面倒な問いかけに答える。
「どこでバイトしてんの？」
「…吉野家」
「嘘つけ。
お前甘いの好きだからどうせサーティワンとかだろ？」
「なんでドンピシャなの」
「神楽がなんか騒いでた」
ばか神楽。
そう言えば、
サービスしてあげるから来てね
なんていったらテンションめっちゃ上がってたな。
「んな寝不足になるほど働いてんの？」
「いやーそんな勤務時間は
長くないけどさ私の家から離れてんじゃん？
移動だけで結構かかるし、
昨日は仲良くなった大人のお姉さんとお茶してたから余計遅くなったの」
あれから
結構仲良くなった中島ヴェルジュさん。
ハーフだそうで美人だけど気さくなかただった。
うんお茶したのも楽しかったな。
「まあ楽しむのもいいけど学生の内は勉強が最優先だかんな。」
「へー真面目〜」
「当たり前ェだろ。
あ、熱測るから胸元あけろよ」
＊
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高坂美月 - 銀八かっこよすぎ!!!すっごく面白かったです!!! (2018年2月6日 23時) (
レス) id: c784d663da (このIDを非表示/違反報告)
愛呼(プロフ) - 腐女子さん» そのお言葉すごく嬉しいです！小説書いててよかったと思えます（ ; ; ） (2017年12月27日 20時) (レス) id: fcd4de5c94 (このIDを非表示/違反報告)
腐女子 - 一生このお話のこと、忘れません！ (2017年12月26日 13時) (レス) id: 68d8480e55 (このIDを非表示/違反報告)
腐女子 - なんか、感動しました！ (2017年12月26日 13時) (レス) id: 68d8480e55 (このIDを非表示/違反報告)
愛呼（低浮上）(プロフ) - 桜咲美羽さん» のろのろとほんとに申し訳ないです(｡-_-｡) 優しいお言葉ありがとうございます！！！ (2016年7月4日 22時) (レス) id: a0e7a8014a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杉田.愛呼 x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/aiko55185/
作成日時：2015年8月1日 23時
