(encanto)miraculous butterfly2(奇跡の蝶) (ページ1)

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蝶が48匹ページ1

A「はぁ...」

Aが自分の家に重い足取りで入る

Aの家はグレーで、真っ暗に見えた

Aは2階に行き、自分の部屋に入りベットのタオルケットを体に纏い丸くなる

A「これは全て夢...何も問題ない...明日になればきっといつも通り...」

Aの声は小さく誰にも聞こえる事はなかった。

ただ時計の針がAの部屋に響き渡る

Aの周りだけまるで何も無い空間のように静かで暗く、ひとりぼっちのようだった

Aは何度も目をつぶり眠ろうとするがずっと目は開いて瞬きを繰り返している。

Aはただ今は早く眠りたい、これが夢なら覚めて欲しいと願うばかりだった。

女の子side

私はエンカントの町に住む女の子。

エンカントにはマドリガルという素敵な家族が居る

私は普通の人間で、魔法なんて無い。

それでも私には愛する人が居る。

彼の女遊びは悪く。いつもいつも私が居る前で堂々とほかの女の人を口説いている

この前だってパフォーマンスをしているAちゃんっていう子を口説いていた。

私はそんなに気が強くない。どちらかと言うと。弱い方。

私はいつもその光景を遠くで眺めているだけ...

あの人と付き合った時は普通に優しくて気遣いができて。こんな私にも太陽の光を浴びせてくれるような笑顔で私に手を差し伸べてくれる。そんな人だった。

けど徐々に時が経つにつれ、彼の態度は一変していった。

私が口答えするとすぐに手を振り上げる、おかげで私の顔や体は傷や痣だらけ、ファンデーションで隠すのもやっとだ、
しかも、私の目の前で堂々とほかの女の子を口説く

彼は私の気が弱い事を知っていて、それを逆手にとって好き放題する。

私はそれでも彼を離れられなかった。彼の初めて会った時の顔がどうしても忘れられないから。

どうかしてる彼を愛する私もどうかしている。

彼がいつも街に降りてきてパフォーマンスを披露しているAちゃんに近づいていた。

実は彼は顔がいいのでほぼ口説かれた女の子はみんな落ちてしまう。何度もその光景を目にしてきた。

Aちゃんもその1人になってしまうのかと思った。

でもAはそれを断った。それを見た私は驚いた。

それでも諦めない彼はどんどんAの腰をひき距離を詰める

流石にAちゃんも落ちてしまうんじゃないかと思った。

するとマドリガル家のカミロくんがすかさずAちゃんと彼の間に割って入って引き離す。

彼は怯えたような顔で逃げていく。