ガーベラの花を II【刀剣乱舞】 (ページ9)

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53話幼児教育？ページ9

一期side

おや、縁側で美桜と歌仙どのが何かしておりますな

そう気になり近づいた

歌仙「美桜、これはワンワンだよ」

『ワンワン！』

歌仙「そう、ワンワン。かわいいね」

『うん♪』

犬のぬいぐるみで遊んでいる

おそらく、あのぬいぐるみは

燭台切殿の手作りのものだ

本当にあの方はすごい

私も今度弟たちのために何か作ろうかな

勿論、燭台切殿に教わりながら…ね

歌仙「ぁあ！！美桜

ワンワンをそんな床に叩きつけたらダメだよ！

めっ！」

はは、また、美桜は、歌仙殿前で

そんなことをしている

そう、美桜は歌仙殿の前以外では

決して、そのように些か乱暴なことや

言葉を使わないのだ

まぁ、つまり、歌仙に構ってもらいたいのだろう

彼は今まで他の刀たちに遠慮をしているのか

どこか美桜とは一線を引いていた

それが美桜には寂しかったのだろう

だから、美桜はわざと

歌仙を困らせるようなことをする

いやはや、一歳児がこんなことを思いつくなんて…

よく人を見る、とても賢い子である

将来が楽しみですな

歌仙「美桜！噛んではダメ！

それはまんまじゃないよ！」

歌仙殿、すみません

貴方が赤ちゃん言葉とやらを使うと少し…

いや、かなり、その

内番の格好でありますから、

かなりいかつい赤子のようにおもえ…ププッ

歌仙「こらっ！目潰しをしちゃ、めっ！」

『おめめ～♪』

歌仙「君は女の子なの！あぁ、どうしよう。

幼い頃からこんなに野蛮では

不良になってしまう」

と自分の頭をわしゃわしゃとする歌仙

歌仙殿、私は貴方の髪が心配です

後日、刀剣達の間、歌仙によって

美桜の前で喧嘩をしない

口調を気をつける

野蛮、乱暴なことをしない

変なことを教えない

という、新たな決まりが出来たのは言うまでもない