私の音2

これからのこと47 ページ9

私の1位が確定した瞬間腰が抜けて座り込みそうになった私をハンビンオッパが支えてくれて何とか立ち上がるが手が震えて涙が溢れてきた。



　本当に私は最近泣きすぎだ。



《AさんはFeel Specialで計807万5892票を獲得し見事に1位を取りました。

　本当に特別な1位になったことでしょう。



　Aさん、今のお気持ちは？》





　手が震えまくり上手くマイクが持てなかった所をハンビンオッパが助けてくれた。



「あ…あ、、一番最初に名前が呼ばれなかった時にもう、落ちてしまったと、、そう思っていたので…ふ、、ぅっ…


本当にここまで上がらせてくれたスタークリエイターの皆さん、ほんとにありがとうございます。



　これからも皆さんに新しい世界と刺激をお届けすると。


　お約束します。



　口下手で上手な事が言えませんがここに立てているのはスタークリエイターの皆さんと、そして何より他の98人の練習生の方のお陰です。



　カメラで映っていないところで私は沢山の練習生の方に支えられていました。



　その人達がいたからこそ今私が1位を獲得出来たのだと思います。



　これからも努力を惜しみません。

　
　本当に、、、ありがとうございます、、 」





　泣きすぎて何を話していいのか、何を聞かれたかも分からないまま泣きながらお礼を言う私。



　最後に



「みんな大好きだよ！！！」と日本語で言った。



　シンプルな言葉だった。





《惜しくも1位には届かなかったハンビンさん、今のお気持ちは？》



『あー、2位という順位を頂けたことほんとに感謝します。



　でも、悔しいという気持ちではなく今はとても誇らしい気持ちです。


　Aのステージは誰が見ても1位だ…と思わせる魅力があって、妹のように思っている存在なので』



　そう言いながらハンビンオッパは私の方を見てニコッと笑うので余計に涙が出てしまった。




『本当に誇らしいです。1位おめでとう』


「おっぱぁぁぁ！！」


　私の第2回目の生存者発表会は涙と鼻水に塗れた顔面を全世界に晒し。



　オッパの優しさに触れ。





　私は全ての練習生のトップに立った。

　

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