ひきこもりでも恋がしたい！

サラダ ページ10

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せ「おっ、Aちゃんおかえり〜」


さ「はやくー！！」


『うん』


先に来ていた志麻くんは座ってる。
くっ…！大きいあくびなんかしてる。。

志麻くんと目が合う。
ニヤニヤしてる…変態め。。。。


私は志麻くんからプイッと顔を逸らす。


私が座った席は一番端で、隣はさかたん。


みんなでいただきますをすると、さかたんは料理に飛びつく。


さ「んん〜っ！！めっちゃうまい！これなんなんーー？？」


『それは、センラさんが作ってたチキンのトマト煮だった気がする。』


さかたんがあまりにも美味しそうに食べるから私もそれ食べたくなってきた。
チキンのトマト煮を少し貰って食べる。


『わぁ〜！美味しい！』


さ「な！めっちゃうまい！せんらぁー！さすがやな！」


自分で作った料理も食べてみることにしよ
前の席の天月くんが今取り分けてる。


『ねぇねぇ天月くん、それ次貰っていいかな？』


あ「あぁっ！ご、ごめん〜！残り全部貰っちゃった…」


『わ、無くなるのがはやいな〜』


そんなに上手くできたかな？
まぁ、サラダなんて誰でも作れるか


あ「あ、良かったら少し食べる？」


『え、でも無くなっちゃったんじゃ？』


あ「えーっと、僕のお皿には盛っちゃったのだけど」


はい！と天月くんは、器用にサラダの具材を全て箸で摘んで私にもってくる。


『えっと？』


あ「食べていいよ！これめっちゃ美味しい！」


『いやぁ…でも天月くんが』


あ「？た、食べない？」


うっ！すごい悲しそうな顔で見つめられてる。。


『食べます…食べていいんですか…』


あ「どーぞ！」


目の前まで持ってきたサラダに口を大きく開ける。
もう女子力とか関係ないよ


『は、むっ』


ん…めっちゃ美味しい。


あ「ふふ‪w」


天月くんは何に対して笑ったのかよくわからないけどすごく楽しそう


あ「美味しいでしょ！？めちゃめちゃ美味しそうな顔してるよ！‪w」


『んんっ！めっちゃ美味しい！！』


だよねー！と言いながら天月くんは、自分の口にもサラダを運び、食べる。

そして何故か箸を咥えたままフリーズ中。
すると、顔がどんどん赤くなる。


もしかして、今気づいたのか…


天月くんは食べ終わっても顔は真っ赤っかでした。

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