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彼女達がこんなにも詰め寄ってくるのには訳がある。
今朝出会った草摩由希は、眉目秀麗で一年生で既に学校一の王子様的存在となっているのだ。
プリンスユキというのは簡単に言えばファンクラブである。
皆川「偶然で許されるなら警察なんぞ要りませんわ！」
「そうよ！そうよ！」
透の言葉を全く聞き入れない皆川達にAは内心溜息を吐き、透を守る様に一歩前に出た。
『偶然じゃないのなら他に何があるんですか？草摩君は貴方達の物ではなく、草摩君には自分の意志があります。それを縛る権利は貴方達には無い！本人の意思を無視してこんな事をしてるのを草摩君が知ったら、どう思うでしょうね？』
透「Aちゃん…」
皆川「っアナタ！一体何様のつもり…！？」
「オイ」
Aの言葉に反論出来ず、更に詰め寄ろうとした女子達だったが、背後からの声にビクッと身体を震わせた。
A達はその声にホッとして表情を緩める。
「くだんねぇ因縁付けてんじゃねぇぞゴルァ」
皆川「ヒィ…！な、何です！？ヤンキーは直ぐ脅せば済むと思って……！」
「…毒電波でーーにしてやる」
2人から発せられる種類の違う威圧感に、プリユキの面々は一目散に逃げて行った。
透「助かりました。魚ちゃん、花ちゃん」
『ありがとう』
助けてくれたのは、金髪でヤンキーな魚谷ありさと、色白で黒髪三つ編みの花島咲だった。
魚谷は鋭い眼光を緩めて、慰めるようにA達を抱きしめる。
魚谷「よしよし。災難だったなぁ……花島、本気で電波送んなよ」
花島「フン…」
魚谷「にしても、A！さっきのはカッコよかったぜ！」
花島「ええ。惚れ惚れしたわ」
透「お母さんみたいでした！」
『ありがとう…』照
褒められるのは恥ずかしいけど、嬉しい。
普段は穏やかな笑顔も、気を許している3人の前では満面の笑みを浮かべていた。
その特別な笑顔に透と花島はAを抱きしめ、魚谷は頭を撫でた。
✼••┈┈••✼
魚谷「それにしても、王子と登校してくるなんて珍しいよなぁ？」
透「ええ…緊張しました。草摩君は綺麗すぎて…」
調理実習中、透は味噌を溶きながら顔を赤らめる。
隣で皿を並べているAもコクコク頷きながら、透の言葉に同意した。
花島「…私、彼からは妙な電波を感じるの」
魚谷「出たよ、花島の電波情報」
『ああ、私も草摩君は何か気になるんだよね』
魚谷「恋か？」
透「えっ！？」
花島「そうなの？」
『違うよ！』
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凛 - 文章からセリフから､｢拝啓猫神様｣の丸パクリですよね？盗作ですよ (11月16日 20時) (
レス) @page50 id: ebcac45cbc (このIDを非表示/違反報告)
無名 - 台詞、文がそのまま他の方が書いたやつと同じですね… (2022年11月6日 11時) (レス) id: b4596f1ad6 (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - 23ページでちょっと直した方がいいかと思います。紫呉の台詞のはずが、由希になってます。 (2022年9月26日 14時) (レス) @page24 id: c5e498bff3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Azuki | 作成日時：2022年9月20日 15時
