63.SH side ページ30
SH side.
ヨンミンヒョンに連れてこられてから頭痛が止まらない。
病院に着いて、降りろ、と言ってから一言も喋らずに黙々と階を登っていく。
最初はAはどこだと騒いでいたメンバーもここまで来ると顔色が変わっていた。
Aがここにいるなんて思いたくないけど
夢なら覚めてほしい
エレベーターを降りて、ナースステーションを通り過ぎてロビーが見えた時
昨日までずっと一緒にデビューを夢見ていたAがいた。
だけど最後に見た姿とは全然違って
車椅子をぎこちなく動かしていす姿は衝撃的で…
走り出すヒョンと立ち止まった僕たち
『あっヒョン達！お疲れさま！』
そう言って笑うAはいつも通りで。
ねぇA、一体何があったの？
- - - - - - your side - - - - - -
目が覚めてると見慣れない真っ白な天井
どこだろう、と一瞬の曖昧な記憶も左足の違和感からすぐにここが病院だとわかった。
左手に繋がれた点滴を見てから恐る恐る布団をめくる。
大袈裟なくらい固定された包帯。
窓を見ると夕空が夜に食い尽くされていた
静かに鳴り響くノック音の後に入ってきたのは看護師さんだった。
あの時のフラッシュバックでミヨナに見えて身体が一瞬固まる。
「あ、イムさん起きましたか？」
そう笑顔で近づいてきた看護師さんは点滴剤のチェックをし始めた。
『あの…一緒にいたゴツい男の人は…』
控えめながらに言うと看護師さんはすぐに
お見舞いの方を迎えに行きましたよ、と応える。
時計を見ると丁度ショーケースが終わる時間。
あぁ、"また"デビューは僕を置いていくんだな。
そう思い涙が出そうになっていると看護師さんが話しかけてきた。
どうやら今から僕の担当医のところまで行って足の説明を聞くらしい。
ベッドから補助をしてもらって車椅子に座ると手慣れた手つきで後ろを押される。
痛み止めが効いているからか左足の指先は麻痺していて、移動中意識を集中してもピクリともしなかった。
看護師さんが立ち止まった部屋を見ると堅苦しく
診断室、と書かれたプレートがかけられ、
中には想像したよりも若い先生が僕を待っていた。
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さらん(プロフ) - えみさん» えみさんコメ感謝です！地味に頑張ってるところを見て頂けてとても嬉しいです。未熟ではありますがこんな優しい言葉を頂けて、ゆっくりですが頑張って書いていきます！ (2017年10月30日 15時) (
レス) id: 68914b8ae3 (このIDを非表示/違反報告)
さらん(プロフ) - ｻｸｶﾎさん» サクカホさんコメ感謝です！語彙力が少なくて、通知が怖かったんですが暖かい言葉に感動しています。SMF多いので絡ませ方が大変ですが頑張ります！は〜い^ ^ (2017年10月30日 15時) (レス) id: 68914b8ae3 (このIDを非表示/違反報告)
えみ(プロフ) - 久しぶりに続きが楽しみなお話を読みました。SHINeeやEXOの過去のことをよく調べられているので、違和感なく、楽しく読むことが出来ました。私生活もお忙しいかと思います。お体に気をつけて、更新心待ちにしています。 (2017年10月30日 0時) (レス) id: 67b0dc7b99 (このIDを非表示/違反報告)
ｻｸｶﾎ(プロフ) - 楽しく、感動しながら読ませていただいてます。これからのSHINeeとのからみやEXOとのからみ、他のSMFとの絡みなど、勝手に楽しみにさせてください(笑)ゆっくりと無理のないペースで更新してください！ (2017年10月29日 22時) (レス) id: 54d85dce43 (このIDを非表示/違反報告)
さらん(プロフ) - Donさん» ああぁドンさんありがとうございます…気長に…嬉しいです（涙）続き、しっかりと考えて書いていきますね…！ (2017年10月18日 22時) (レス) id: 68914b8ae3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さらん | 作成日時：2017年10月16日 15時
