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楽屋の中で、俺はやっと2人きりになれた
大介はテンパってるというか、落ち着かない様子で座ろうとしない
「何ウロウロしてんの?」
「いや、だって、皆いないから…暇なんだもん」
大介はため息を着いて座ったが、つまらなさそうに出入口の扉を見ていた
阿部の計画通りに今は目黒と康二、照と翔太がシャワーに行っててふっかとラウールはもう既にシャワーを済ませて衣装を返しに行ってるところだ、阿部はSixTONESかトラジャのとこにでも行ったんだろう
「俺といるの嫌なの?」
「そういう訳じゃ…」
「じゃ何で康二にキスされてまんざらでも無い顔してんの?」
「それは…」
目線どころか顔も逸らそうとする大介に、俺はもう我慢が出来なくなった
「おい」
身体を少し浮かせて大介の目の前に行って
逃げる前にドンと床に押し倒し、腕を掴む
「な、何…そんな…怒らなくても…」
「…彼氏は俺なんだけど?それに、怒ってんじゃないけど」
「ご、ごめん…もうしないから」
少し涙目の上目遣いになって俺に言う大介は、服の所為なのかいつもよりも可愛く、より色っぽく見えてずるい
ぐっと覆い被さるように身体と顔を近づけると、更に顔を赤くした
「何するの…?ここ楽屋だよ!?」
「うるせぇよ、暴れんなよ?」
「…痛っ」
抵抗しようとする大介の首筋に顔を近づけて、強めに印をつける
嫉妬してるだなんて悟られたくなかった
「俺のこの格好、望んでたの誰だっけ?」
「望んでた、けど…」
「けど?」
顔が赤くて汗ばんでいる大介が煽情的で、背徳感が増していく…もっと、意地悪をしたい
…いや、食べたい
「カッコいいし、セクシーだし…何かずるくて、俺だけ自分に余裕無いみたいで…もっと俺も夢中にさせられるような衣装だったらなって思ったから…その、嫉妬させたくて」
「…何それ」
あまりにも可愛いが過ぎる理由に呆気に取られると、目を伏せられる
「ごめん、こんなの嫌だったよね」
「違ぇよ…」
咄嗟に口付けて、舌を滑り込ませては深くしていく
「可愛すぎる、ずるいって感じてたのはこっちの方だっての…」
唇を離してはぁと息を吐く、大介を見るととろんとした目でこっちを見てた
「…何、そんな顔するなら…全部食べるよ?」
「いいよ、食べて」
「ふふっ…フルコースって事かな、じゃ、今夜家で」
そう言い残して、俺はおまけにもう一度短く口付けた
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空屋(プロフ) - Sa☆☆さん» 喜んでいただけて嬉しいです、続編にて話の解説をしていますので是非続編も読んでいただけると嬉しいです、またのリクエストお待ちしています (2019年6月4日 10時) (レス) id: 8e09062377 (このIDを非表示/違反報告)
Sa☆☆(プロフ) - 太陽のクラウン、感動しました!誰のことか想像できてしまって涙が、、、 (2019年6月4日 8時) (レス) id: 0289ad8d0b (このIDを非表示/違反報告)
ちゃむ(プロフ) - こちらこそありがとうございます!!楽しみに待ってますのでよろしくお願いします!! (2019年6月3日 17時) (レス) id: 89ba9725ca (このIDを非表示/違反報告)
空屋(プロフ) - ちゃむさん» ちゃむ様、2度目のリクエストありがとうございます!大丈夫ですよ〜!黒色でもストーリーの基盤を教えてくださったのはとてもありがたいです!今、話の量がかなり多くなってきたので、続編での制作になるかもしれませんが喜んでお書きします (2019年6月3日 17時) (レス) id: 8e09062377 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃむ(プロフ) - だから康二くんが自分以外に興味を持たなければこんなに不安になったりしないんじゃないかと思い仕事終わり家に連れて行き……みたいな話で2作品とも康二くん受けでお願いしたいのですが大丈夫でしょうか? (2019年6月3日 13時) (レス) id: 89ba9725ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:空屋 | 作成日時:2019年5月29日 1時