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第212話 ページ22

そして時は流れ私たちは3年生になった。


「受験かー。めんどくさいッス」


「だよね。……ところでAちゃんはどうするの?」


3年ということはイコール受験なのである。

ああ、めんどくさい。

勉強なんて嫌いだ。



「なんか洛山高校かな……みたいな。

征も行くし」


そう、私はあの難関、洛山を受けるのである。

別に征が行くからという理由だけではない。

総合的に考え、洛山がいいと決めたのだった。

もちろん親にも連絡してある。


「そっかぁ〜。洛山、ってあまり知らないけど相当頭のいいとこだよね。

まぁAちゃんなら行けると思うけど」


「さつきちゃんはどこいくの?

やっぱり……?」


私がそう言うと彼女は首をよこに振った。


「うん。行こうかなって思ったんだけど。

大ちゃんが心配、でね」


「まぁ、同じ東京都なんだし会おうと思えばいつでも会えるよ!

応援してる」


「うん。ありがと。先輩からの言葉ありがたく頂戴します」


「……なんの先輩?」


「何でもございませんっ」


そう言って二人で笑いあった。





「それにしても私たちと紫原君以外皆関東かぁ」


「そうだな。まぁ、受かれば、の話だけどな」


「うぐっ」


そのあと征と二人で廊下を歩きながら話していた。

それにしても痛いところをつく。


「勉強しますとも」


でも、これでもテストで毎回征の何点か下で学年2位なんだよ。

油断は禁物だけどね。





「いやついに来ちゃたよ。


________京都」


今は冬。吐く息は白く、手もかじかんでいる。

そして目の前には洛山高校。

でかい。大きい。帝光中もそれなりに大きかったけどここはもっと大きい。

私は推薦で此処を受けるため早めの受験となった。


「そうだな。

……君には受かってもらわないと困る」


そして隣には征がいる。


「征も受かってもらわないと困るかな」


絶対受かってやる。

私はそう決心し洛山高校へと足を踏み入れた。

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設定タグ:桔梗 , 黒バス , キセキの世代   
作品ジャンル:アニメ
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桔梗*無気力団(プロフ) - ユキさん» 閲覧&コメントありがとうございます!!次のも今下書き中なのである程度かいたら載せます!ありがとうございました! (2015年2月25日 15時) (レス) id: 647d957ad5 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - 超面白いよつ次も楽しみです (2015年2月24日 18時) (レス) id: 1260bae61e (このIDを非表示/違反報告)
桔梗(プロフ) - ゆいさん» ありがとうございます! (2015年1月21日 19時) (レス) id: 647d957ad5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 桔梗さん» ほんとですか!?楽しみに待ってます (2015年1月21日 6時) (レス) id: b8a13e703f (このIDを非表示/違反報告)
桔梗(プロフ) - ゆいさん» ありがとうございます!高校編ですか……。考えてもなかったです。そう言って下さるととても嬉しいです^^上から目線で申し訳ないのですが考えてみます! (2015年1月18日 22時) (レス) id: 647d957ad5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桔梗 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2014年9月9日 21時

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