tell me！(一聖)

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A:あの、一聖さん

一聖:なんだよ

A:時間がないのでさっそくヘアメイクします。

優:すっげえきっちりしてんなー。

A:そうですか？わたし見た目がアホっぽいんで中身だけでもしっかりしてなきゃなめられると思うんですよ。

一聖:確かにアホっぽい。

一樹:おい、一聖…

A:大丈夫ですよ。慣れてますし。

一聖:でも、かなり可愛いと思うけどな。

全員:？！？！！？

優:おい、一聖どうした。熱でもあるのか。

燕:そうだよ、早く帰って寝なきゃ。

将海:あの女を褒めない、甘やかさない、極めつけは一夜限りで特定の彼女を作らない一聖くんが女の子を褒めるとは…

A:普通に最低ですね。

一聖:俺様にそんな口をきく女は初めてだな。笑

A:だって、、あっ。

やらかしたって顔してんな〜。

一聖:なんだよ。

A:なんでもないです。

一聖:言えよ。

A:たらしってことですね？

一聖:俺のことが好きで寄ってくる女はいないんだよ。俺っていうのがステータスなのか知らんけど寄ってくる。

A:たらしっていったら失礼だったのか………。うーん……。

一聖:声に出てんぞ。

A:………。気のせいです。

一聖:お前、隙が無くて面白みの無い女かと思ったよ。

A:失礼な。

燕:一聖があんなに女の子に興味持つの初めてだよね(小声)

優:なんかいい感じだな(小声)

一聖:お前笑えよ。

A:は？

一聖:笑ったほうが可愛い。

A:何言ってんですか。わたしそんなんでなびきませんから。

俺こいつに惹かれてる。

完璧で隙がないと思ったら、天然で可愛い。

もっともっと知りたい。

一聖:ねえ、もっとお前のこと知りたくなった。教えてよ。

A:Aです。出身地は○○で、血液型は○。生年月日は…

一聖:そういうことじゃねえだろ。

A:え？

一聖:そうだな〜。趣味とか過去の恋愛とか。

A:そんな見ず知らずの男性にわたしの素性なんて教えられません。あと、複数の女の子と関係を持っている男の人は苦手です。

こんな堅い女と出会った。

初めて出会ったタイプ。

俺ははじめて恋に落ちた。

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