村上くん4 ページ16
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信ちゃんはどれくらいここで待っていたんだろう…？
寒そうに時々手にはぁ、と息を吹きかけている。
｢あんな、お前が怒ってる言うのはあれやろ？
俺が他の女の子と仲良くするんが気に入らんのやろ？｣
｢やって信ちゃん、皆に優しいんやもん。
モテるし…すぐに誰かに取られてまいそうで｣
｢あほ！ちゃんとせい！｣
｢あほって….｣
｢俺の彼女はAだけや！
もっと自信持ってや。｣
｢…｣
｢まぁ俺も、もっとAのこと気にかけてやればよかってんな。
すまんな。｣
｢私もごめんなさい。｣
お互いに素直になれば、蟠りなんてすぐに解けてまた元通り。
照れくさそうに笑う信ちゃんに釣られて私も笑った。
｢ほんまに、好きなんはAだけやから｣
｢ありがとう。｣
｢これからはもっとちゃんと言うな｣
｢私も、信ちゃんだけが好きや。
うん、もっと言うてな？｣
｢今日はもう遅いから家入り？
また明日な｣
信ちゃんはそう言って自転車のペダルに足をかけた。
｢あ！信ちゃんちょっと待って！｣
ここにきて冷蔵庫の中のチョコレートの存在を思い出し、私は急いで家の中に入った。
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神八爽蘭(プロフ) - やまーさん» 教えていただきありがとうございます！非公開になってました(;_;)すみません。 (2020年2月14日 22時) (
レス) id: 7548cab30a (このIDを非表示/違反報告)
やまー(プロフ) - 渋谷くんの5が抜けてると思います！間違ってたらすみません… (2020年2月14日 22時) (レス) id: a2a6af1ebe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神八爽蘭
| 作成日時：2020年2月12日 23時
