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週明け、いつものように出社する。
社内でエレベーターに閉じ込められた人間がいるという噂はあっという間に広がっていた。
｢エレベーターに閉じ込められるなんて災難本当にあるんですね。｣
隣の目黒くんが呟く。
｢あのね、それ私なんだ。｣
｢え？！｣
キーボードを打っていた手をぴたっと止めて、目を丸くしてこちらを見る目黒くん。
｢私と翔太が乗ったエレベーターが止まっちゃって、それで管理会社が来るまで閉じ込められてたの。｣
｢あーやっぱり残ればよかった！｣
目黒くんは頭を抱えてそう言った。
｢ちょっと目黒くん！｣
｢そしたら俺がAさんのこと守れたのに。｣
｢何言ってるのよ。｣
｢だって、好きな人が大変な目にあってたのに冷静でいられるほどまだ俺は大人じゃないです。｣
そう言って目黒くんが視線を向けた先には黙々と仕事をこなす深澤さんの姿があった。
だからというわけじゃないけど、土曜日にあったことは言わないでおこう。
そう思った。
｢あんた、前世でどれだけ徳を積んだらそんなドラマみたいな展開が起こるわけ？｣
お昼休みの食堂で、美那子が大きくため息をついた。
｢わかんないよ。
私だって大変だったんだから…｣
｢でも答えは出たんでしょ？
もしかしてまた揺らいだ？｣
｢それは…｣
｢まぁどっちにしろ、早めに答えださないと。
こういうのはね、必ず誰かが傷つくの。
皆でなかよしこよしって訳には行かないんだからね。
うじうじしてると全部無くすよ？｣
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神八爽蘭(プロフ) - りんごさん» りんごさまコメントありがとうございます。喜んでもらえて嬉しいです！誰オチの作品でも楽しんでいただけるよう頑張って考えますので楽しみにしていてくださいね！ (2020年11月30日 17時) (
レス) id: 7548cab30a (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - え？！全員分のオチを考えていただけるなんて嬉しすぎます…！ありがとうございます！！更新楽しみにしています！ (2020年11月29日 22時) (レス) id: 1af05a18e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神八爽蘭
| 作成日時：2020年11月16日 20時
