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「お手元の資料をご覧下さい。」
会議室にて、プロジェクターに映し出されたグラフを元にプレゼンをすすめる。
これは私と翔太が携わってきたプロジェクトが採用されるかを決める大事なプレゼン。
ここをおとすわけにいかない。
普段は冷たいけれど、仕事はきっちりやる翔太と数ヶ月間頑張ってきたんだ。
初めて2人で任された大きな仕事、プレッシャーは絶大だ。
何とか話終えるとその場にいた上司から次々に質問が飛び交う。
私と翔太はその質問に一つ一つ丁寧に答える。
事前に出てくるであろう質問はある程度は想定していたので難なくクリアできそうだ。
そんな中最後に手を上げたのは
「これさ、もし予算下げてって言われたらどの程度まで下げられる?」
私と翔太の直属の上司の深澤さん。
入社当初からとてもお世話になっている上司。
彼もまたかなり仕事が出来る。
まだ若いのにこの春から部長に昇進した。
エリート中のエリート。
深澤さんからの想定外の質問に少し慌てる。
パラパラと資料をめくって何とか答える。
「えーっと、現在の予算の20%でしたらなんとか…」
「わかった。
ありがとう。」
それだけ言って深澤さんは資料に目を通した。
そんなこんなで緊張の中プレゼンは何とか終わった。
ほっと胸を撫で下ろす。
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神八爽蘭(プロフ) - りんごさん» りんごさまコメントありがとうございます。喜んでもらえて嬉しいです!誰オチの作品でも楽しんでいただけるよう頑張って考えますので楽しみにしていてくださいね! (2020年11月30日 17時) (レス) id: 7548cab30a (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - え?!全員分のオチを考えていただけるなんて嬉しすぎます…!ありがとうございます!!更新楽しみにしています! (2020年11月29日 22時) (レス) id: 1af05a18e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:神八爽蘭 | 作成日時:2020年11月16日 20時