な ん し て ん 後 輩 君【宮侑】

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体育祭の練習…








貴方「走りたくないーーー」








花香「足速いやろ？」








貴方「花香、

双子クンやで」









まるでアイドルの様に登場するやん









花香「ホンマや！！

治…かっこえーわー」









貴方「行ってきな」








全く、






かわえーな。









治「花ちゃんや」






花香「治ー！」









並んでもおかしないわな。









貴方「あちーーーー」








テントに戻ろーと立った瞬間









貴方「…なんでまた来てんねん」









校庭から見える校舎に、不倫相手と父親がいた









ーーザワザワザワ








イライラしすぎて、雑音に聞こえてくる









ーーグィ








侑「先輩！！どなんしたんや！」








貴方「へ……」







侑「ずっと座り込んでたやん」









こんな暑い中よく見つけたな









貴方「なんも……」









あら…おかしいわ。









貴方「ごめ…ちゃうねん」









侑「…保健室いこや」









なんで泣きそうなんやろ。









なんでいつも肝心なときに









侑「センセーおらんな

横なろ、白木サン」









貴方「だ「ダイジョーブやない」…」









後輩君は居てくれるんやろ。









侑「俺はセンパイのこと…よーわからんけど

好かんし、うざいし…やけど」









ーームニ









侑「心配なんや
そんな顔させてんは誰やねん」









貴方「いひゃい…」









どうして…こーやって









侑「ほっぺた気持ちーわ」








貴方「うっひゃいは

ヘヘへ」






笑かしてくれるんやろか。









侑「笑い方きしょい！」

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