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乱数「どこか行きたい所とかないの?」
帝統「賭場だな!」
幻太郎「賭場以外」
帝統「パチンコ?」
乱数「も〜帝統の行きたい所聞いてる訳じゃないの!」
幻太郎「本当に思いつかないんですよ、行きたい所なんて」
乱数「Aちゃんが行きたいと思うような所は?」
幻太郎/帝統「「…格安スーパーですかね?/じゃね?」」
乱数「……はぁ」
乱数はため息と共におもむろにスマホを触り、画面をこちらに向けた。
幻太郎「…これは、食べ物…ですか?」
帝統「すげぇ色だな」
乱数「ここは最近できたパンケーキのお店なんだけど、女の子にすっごーっく人気なの!」
幻太郎「あ…たしか前にパンケーキが好きだと言っていたような、いなかったような…」
帝統「どっちだよ!」
乱数「まぁ候補にでも入れといて!あとは____」
その後、おすすめの店やデートスポットなどをたくさん教えてもらった。
幻太郎「すみません、色々教えて頂いて。」
乱数「全然いいよー!
でも、これだけ僕が伝授してあげたんだから楽しいデートにしないと許さないけどね!」
そう自信ありげに笑う乱数につられて笑えば、隣のギャンブラーは大きな口を開けた。
帝統「ふあぁ…ねみぃ」
幻太郎「大きなあくびですね、そろそろ寝ましょうか。
風呂は沸かしてあるので帝統、先に風呂に入ってきなさい。」
帝統「わりぃな、先入らせてもらうわ!」
そう言って風呂場に向かう帝統を見送った。
しばらくの沈黙の末、話始めたのは乱数だった。
乱数「…幻太郎さ、もしも友達と彼女、どっちかを選ばないといけないってなったらどっちを選ぶ?」
幻太郎「どうしたんですか藪から棒に」
乱数「んーなんとなく!僕はね…たぶん友達を選ぶかな」
幻太郎「なぜ?」
乱数「彼女ならいくらでも作れるけど、友達は一生ものだもん!」
幻太郎「なるほど、乱数らしいですね」
乱数「でしょ!幻太郎は?」
幻太郎「……小生は___」
帝統「げんたろー!!俺のパンツどこだっけ!?」
突如家に響いた空気を読まないま声に驚き、
幻太郎「…うるさいな、いつもの棚の所ですよ。」
呆れながらも控えめに答えれば、
帝統「あ、合ったわ!ありがとな!」
と、またもやまぬけな声が返ってきた。
幻太郎「まったく…近所迷惑という言葉を知らないのかあの男は。」
乱数「帝統ってば面白いなぁ!
二人といると本当に退屈しないや!
で、何の話をしてたんだっけ?」
幻太郎「はて、忘れてしまいましたね」
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はりそん(プロフ) - オタクさん» コメントありがとうございます!そう言って頂けてとても嬉しいです!こちらこそありがとうございます!!! (6月19日 8時) (レス) id: bafcf47fba (このIDを非表示/違反報告)
オタク - すごくいいお話だったので一気読みしてしまいました!こんなに素敵な作品を作ってくださって本当にありがとうございます!! (6月19日 1時) (レス) id: 7a68ba3320 (このIDを非表示/違反報告)
はりそん(プロフ) - マイケル磯田さん» コメントありがとうございます!最高なんて言って頂けて私も最高です!すごく嬉しいです!ありがとうございます! (2022年4月22日 0時) (レス) id: bafcf47fba (このIDを非表示/違反報告)
マイケル磯田 - ふと、推しの夢小説って読んだことないな…と思い主様の作品を拝見させていただきました!あの…最高でした(語彙力)世界で1番幻太郎のことが大好きで、物語の中の彼が可愛すぎて、悶絶しながら読ませていただきました(笑)幻太郎の新たな一面も見れて楽しかったです! (2022年4月12日 7時) (レス) id: a8e885080b (このIDを非表示/違反報告)
はりそん(プロフ) - 花奏さん» コメントありがとうございます!ひぇ、、、そう言って頂けてこちらも胸いっぱいです……!ありがとうございます!!!! (2021年11月17日 2時) (レス) id: bafcf47fba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はりそん | 作成日時:2018年9月6日 2時