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A「よし」
いざ出陣。そう思い、夢野先生の家のインターホンを押す。
?「はーい!」
A/?「「え」」
引き戸を開けたのは夢野先生でも帝統でもなく、
帝統「おー待ってたぜ!」
乱数「このオネーサンだぁれ?」
ふりんぐぽっせのリーダーだった。
予想外過ぎて思わず固まる。
帝統「んあ?言ってなかったっけ?
こいつはA!男だけで鍋パしても味気ねぇと思って呼んだんだよ」
乱数「たまにはやるじゃん帝統!
ねぇ、オネーサンっ!僕は飴村乱数!今日は楽しもうね!」
固まる私を覗きこみながら言う。
A「…あ、えっと天野Aです。よろしくお願いします。飴村さん」
乱数「むぅ〜、飴村さんじゃなくて乱数ね!敬語もなしだよ!」
腰に手を当て人差し指で私の鼻をつつく。
指を追って寄り目になった私を見て笑った帝統後で覚えておけよ。
幻太郎「貴方達…人ん家の玄関で何やってるんです?
あ、帝統は鍋を運ぶのを手伝って下さいね」
帝統「ほーい」
A「お邪魔します」
幻太郎「すみませんね、突然誘ってしまって」
A「いえ!むしろ食費浮くのでありがたいです」
幻太郎「ふふ、貴女らしいですね」
私の可愛さの欠片もない言葉に、可笑しそうに笑う先生を見てなんだか少し恥ずかしくなる。
A「…どーせケチですよ」
夢野先生と帝統は台所に消え、飴村さん否、乱数と二人になった。
初対面なのに。しかもさっきから視線がすごい。
乱数「ねぇねぇ、オネーサン!」
A「なに?」
乱数「オネーサンはさ、ぶっちゃけどっちの彼女なの?」
A「え?!」
乱数「帝統?それとも幻太郎?」
A「どっちも違うよ!!」
乱数「えー?そーなの?
あ、じゃあさ!僕のカノジョになってみない?」
そう言われ少し詰められた距離に後ずさる。
A「えっと…」
幻太郎「乱数、小生の家で女性を口説くのはやめてください」
後ろを振り返れば取り皿を持つ夢野先生が立っていた。
乱数「幻太郎ってば妬いてるのー?」
幻太郎「まさか。もうすぐお鍋がくるので机の上を綺麗にしておいて下さいね」
A「あ、はい」
幻太郎「…はぁ」
何故か私を一瞥してため息。
A「何ですか、そのため息」
少し不満げに見上げれば、目を反らされる。
幻太郎「…いえ」
そう言い残した夢野先生は、お皿やお箸を置いてまた台所に戻った
乱数「ふふ、面白い物みーっけ!」
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はりそん(プロフ) - オタクさん» コメントありがとうございます!そう言って頂けてとても嬉しいです!こちらこそありがとうございます!!! (6月19日 8時) (レス) id: bafcf47fba (このIDを非表示/違反報告)
オタク - すごくいいお話だったので一気読みしてしまいました!こんなに素敵な作品を作ってくださって本当にありがとうございます!! (6月19日 1時) (レス) id: 7a68ba3320 (このIDを非表示/違反報告)
はりそん(プロフ) - マイケル磯田さん» コメントありがとうございます!最高なんて言って頂けて私も最高です!すごく嬉しいです!ありがとうございます! (2022年4月22日 0時) (レス) id: bafcf47fba (このIDを非表示/違反報告)
マイケル磯田 - ふと、推しの夢小説って読んだことないな…と思い主様の作品を拝見させていただきました!あの…最高でした(語彙力)世界で1番幻太郎のことが大好きで、物語の中の彼が可愛すぎて、悶絶しながら読ませていただきました(笑)幻太郎の新たな一面も見れて楽しかったです! (2022年4月12日 7時) (レス) id: a8e885080b (このIDを非表示/違反報告)
はりそん(プロフ) - 花奏さん» コメントありがとうございます!ひぇ、、、そう言って頂けてこちらも胸いっぱいです……!ありがとうございます!!!! (2021年11月17日 2時) (レス) id: bafcf47fba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はりそん | 作成日時:2018年9月6日 2時