おそ松兄さん ページ42
一松side
おそ松兄さん‥に見えるけど、あれは偽者。
偽者は、犬夜叉をズタズタにしていく。
地面が血で真っ赤に染まっていくのを見て、チョロ松兄さんは失神寸前だ。
俺はずっと見ていた。
どうすればいいのか。
犬夜叉はどこか手加減しているように見える。
‥あ、手加減してるのか。
だってあれ、中身は違うけど‥体はおそ松兄さん‥‥。
どんなにクズで、財布を奪う、デリカシーのないような兄さんでも、兄さんなのだ。
どうにか‥助けてほしい。
‥おそ松兄さんが犬夜叉を睨んだ。
背筋が凍りそうなほど、恐ろしい顔で。
そして、目にも留まらぬ速さで犬夜叉を傷つけていく。
‥このままでは、犬夜叉が死んでしまう。
かごめも心配そうに見ている。
弓矢は持っていないみたいだった。
犬夜叉が吹き飛んだ。
おそ松兄さんの突きのせいだ。
どうしよう。どうしようどうしようどうしよう‥!!
俺は立ち上がり、おそ松兄さんに向かって走り出した。
か「一松くん!?」
チ「一松!!」
犬夜叉が走ってきた俺に気がついて、声を荒げる。
犬「来んな、一松!死ぬぞ!!」
でも俺は止まらなかった。
お「馬鹿じゃないのか‥お前を先に殺してやる!」
__________気がそれた!
だが犬夜叉が殺ろうとしたら、すぐに犬夜叉の方を向くだろう。
だったら_______________!
一「おそ松兄さん!」
お「なっ‥‥‥!?」
俺はおそ松兄さん‥の偽者の胸に顔を埋め、手を腰に回して、ギュッと抱きしめた。
お「離せくそッ‥‥!!」
おそ松兄さんが俺に刀を突き刺そうとした。
ガッ
一「!」
カ「大丈夫か?一松。」
十「一松兄さんおはよ〜!」
チ「二人とも‥!」
俺に向かってきていた刀の下には、もう一本刀があった。
カラ松がとっさに考え、そうしてくれたみたいだった。
十四松は後ろからとてとてと走ってきていた。
安心感に包まれていたそのときだった。
犬「お前ら、離れろ___________」
「「「え‥っ。」」」
お「てめぇら‥なめやがって!」
おそ松兄さんの偽者が勢いよく立ち上がった。
体からは瘴気が漏れ出していた。
‥何だっけ‥‥な‥らく、のせいだ。
刀を振りかざす。
お「冥道残月破!」
犬「なっ‥!」
おそ松兄さんは、犬夜叉の持ち技をいつ盗んだのか。
俺たち‥俺とカラ松と十四松と犬夜叉は、闇に包まれた。
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kokoro55(プロフ) - 犬夜叉最高ですよね! (2020年10月13日 2時) (レス) id: 85e18ba0c1 (このIDを非表示/違反報告)
おそ松さんgirl(プロフ) - 羅瑞さん» すみません、ここのところ忙しく更新ができていないんです……!もうその忙しさも解消しかけてるので、来週くらいから書けたら、と思っています。ご迷惑をおかけして申し訳ありません。 (2017年9月5日 17時) (レス) id: 1f58a69c9c (このIDを非表示/違反報告)
羅瑞 - 連載はやめちゃったんですか...?? (2017年9月5日 8時) (レス) id: 3c3937f106 (このIDを非表示/違反報告)
おそ松さんgirl(プロフ) - にんじんさん» いや、そんな謝らなくても‥。まぁ別にいいでしょ。私もメルアド入れてないよ?アプリ入れて、名前入れたらログできた。 (2017年5月10日 17時) (レス) id: 1f58a69c9c (このIDを非表示/違反報告)
にんじん - 家のパソコンで見てるのでメールアドレスが分からなくて。ごめんなさいm(__)m (2017年5月10日 16時) (レス) id: 1018656ff9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:松壱 | 作成日時:2017年2月11日 15時