おそ松さんと犬夜叉のコラボって神じゃねぇ？

救うことはできない ページ35

神楽side


奈落が動き出したみたいだ。
やつらのところに‥悟心鬼を送り込んだ。


私はというと‥まだあの場所にいた。
だって、どうしたらいいかなんて‥‥


さっき、神無がここに来て告げた。


『一松の心が壊れた。』


そして今ここに一松はいない。
知らない間に、どこか行ってしまったらしい‥


トド松が私の隣でちょこん‥と座っていた‥‥
と思ったら、ビクッと震えて私の後ろに隠れた。



‥殺生丸が来たんだ。
分かる。雰囲気で‥。
私はその場に立ち上がった。


楽「‥殺生丸‥‥あんた、こいつ連れて行ってくれないか。」
自分でも何を言ってるかわからなかった。
殺生丸が首を縦に振るわけがないのに‥。


殺「自分が任せられたんだから、自分で責任を持て。」
________ほら。
でも私は諦めなかった。
私は何故か、この状況からあんたに救って欲しいんだ！


楽「あんたの好きにしていいから！
犬夜叉に届けても、奈落に送りつけても！
私を救ってくれ！
こいつらがいる限り‥私は救われない！！」
殺生丸は表情を変えず言った。


殺「‥私にはお前は救えない。」
そう言って、邪見に何か話した。
邪見は、赤色の着物の男を背負っていた。
やがて邪見が「来い」とトド松の手を引いた。
殺「‥‥私にはお前を救えない。
救うことは、できない。」


殺生丸は去って行った。


『救うことは、できない』？


‥私はその意味を理解するまで、少し時間がかかった。
そして理解した後、私は微笑んだ。

心の壊れた一松は→←悟心鬼

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