おそ松さんと犬夜叉のコラボって神じゃねぇ？

一松の闇 ページ29

犬夜叉side


殺生丸に言われ、俺は近づこうとした足を止めた。
確かに、一松からは邪気が漂い始めている。
もしかして、奈落が操ろうとしているのかもしれない。


一松が動いた。
普段の一松からは、想像できないほど素早く。
俺は一松の動きを読み取れなかった。
一瞬、首の後ろを突かれたと思ったら、俺は暗闇にいた。


‥どこだよ、ここ。
見渡す限り、闇。
すると奥の方に、一松がポツンと座っているのが見えた。


犬「一松！」
声をかけたが、一松は振り返りもしない。
俺はもっと近づいて、一松の方に触れ＿＿＿_


られなかった。
よく見ると一松は透き通っていて、触れなかった。
俺は動揺した。
何が起こってる？
一松に触れようとしても触れられない。
喋りかけても返事がない。


そこで、奈落の声が聞こえた。
奈「犬夜叉‥お前の声は、一松には届かない。
そして、触れることさえもできない。」
今知った現状を言葉にされ、カッとなり俺は見えない敵に向かって叫んだ。


犬「てめぇがそうしたんだろ！？」
それを聞いた奈落は、鼻で笑った。
奈「私がわざわざそんなことをすると思うか？
これは一松が元々持っている、一松本人の闇だ‥。
今まで兄弟が一松を支えていた。
だが今はどうだ？


‥もう少しで一松は闇に飲まれ、心が消し去る。
犬夜叉‥お前がグズグズしていたのが悪いのだぞ‥」
それきり何も聞こえなくなってしまった‥

兄弟の声→←頭の中の不快音

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