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捌番目の警戒 ページ25

Aside


「A?何してんの?」

後ろから普が近づいてきた
そりゃそうか、トイレの前で急に立ち止まられたら誰だって不思議に思うわ

……ていうか、あの隠れてるのって……
でも今はもう夜だよ?
私達以外は学校にいるはずないのに


「……あのね、今から私の後ろに付いていて欲しいの
もし何かあったら普を守るから!!」

お願い!と言って、顔の前で手を合わせ、
少し涙目になって普の顔を下から覗き込む

お、顔真っ赤だ。かわいいじゃん

ほんと、昔っから私のこの仕草に弱いよね
何でか知らんけど。

……もしかしたらメンチ切ってるように見えてるのかな!?


「……何、その顔誘ってるの?

ていうか、普通は逆でしょ
Aが危なくなったら俺だって前に出るからね」


「…ありがとう普!

大好きだよ!」


そう言って頬に軽く口付けをすると、
普は目を見開いて余計に顔を真っ赤にした

いや本当かわいいな。女子目指してんの?


「じゃあ、行こうか!」


「ま、まってA!!
もう一回!!一回だけでいいから!!!」


後ろで何か言ってるのをスルーして、物陰に隠れてる人物の元へ駆け寄った
私の予想が正しければ、知ってる人なんだよなあ

急に私が近づいてきたことに驚いたのか、その人物は大きく体をびくつかせた
あ、やっぱり私の知ってる人だ


「…少年くん、こんな時間に何してるの」


「え、少年?」


普を退治しに来たんじゃないか、と思った私は、普を後ろに隠し、いつでも戦闘態勢になれるように少年の様子を見張った


「あの、俺別に戦いに来たわけじゃ…」


「Aちゃん…!」



「……へ?寧々ちゃん?」


少年くんの後ろから寧々ちゃんがひょこっと顔を出した
2人で来てたの…?

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天の河 - 好きです。大好きです。もうほんと好きです。更新、頑張って下さい!楽しみにしてます! (2020年4月29日 14時) (レス) id: cb69af0fdb (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 結構面白いです!更新、頑張ってください。最近コロナ流行ってるので、気を付けてくださいね!ではでは、続き待ってます!この際だから、お気に入り入れときます! (2020年4月25日 10時) (レス) id: af2cedb42a (このIDを非表示/違反報告)
季依(プロフ) - いいっすね。 グッド続きがー続きがーはい、読みたいです。 (2020年4月5日 8時) (レス) id: 6c3da3b886 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みみみ | 作成日時:2020年1月25日 14時

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