転生した先は雪国でした

＊家族について ページ5

ソレイユとリュンヌには祖父と母親がいなかった

祖母と父親と自分たちの弟と妹と暮らしていた

祖父はネージュ王国の元国王

母親はその子供

しかし父親が現国王ではない

この王族一家は濡れ衣を着せられ

一家ごと地位を剥奪された

元国王は信じてくれた国民とともにあらがった

しかし濡れ衣をきせた侯爵家に捕まってしまった

元国王を見せしめとして

殺した

それだけでは飽き足らず

その娘をも

殺した

それがソレイユとリュンヌが15歳を迎える

前日の話

祖母(元皇后)と父親は深い傷を負っていた

それなのにしっかりとソレイユとリュンヌの

誕生日を祝ってくれていた

この日、リュンヌは決意した

前世の彼を思わせるソレイユを

今度は絶対に「守り抜く」と

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