暗殺集団、せんせーションズ。

俺も連れてって！ ページ10

それから数週間。

皆との連携なんかにも馴れてだいぶメンバーとの息が合ってきた。
初めは合わなすぎてスコープに死ぬほどしごかれた。まじで、泣くほど。
そのお陰で今はちゃんと連携取れるけどね！



「俺、晩ごはんの材料買ってくるわ」

「あ、ソニ！俺も！俺も連れてって！」

夕方。夜ご飯の材料を買いに行くと言うソニに慌てて俺もついていった。

「ファルっちもくんの？いいけど珍しいね？」

ちなみにソニは俺の事をファルっちと呼ぶ。何でもぱっと思い浮かんだそうだ。

「へへ、今日新しいお菓子が出る日なんだー！」

「相変わらず食いもんばっかだなぁ」

呆れるソニをよそにさっさとスーパーに向かって歩く。あ、俺ら普段着だよ。あんな格好してたら目立つでしょ？

「じゃあ俺お菓子コーナー行ってくる！」

「はいはい、後でそこ寄るから動かないでよ。すぐどっか行くんだから」

心配するソニに大丈夫！と声を掛けてダッシュでお菓子コーナーに向かう。

「あった！これこれ。…ん？」

お目当てのお菓子を見付けてウキウキしながら取れば少し先に怪しい行動をしている奴。
なんだ？と思いそいつを凝視していると…。

「なっ、」

小さなお菓子を自分の懐に入れていた。要するに万引き。万引きは俺らの対象外だけど、かと言って見過ごす訳にも…と悩んでいたらそいつの姿が見えなくなっていた。

「やば！」

慌てて持ってたお菓子を棚に戻しさっきの奴が居たところまで走って周りを見渡す。
あ、いた。
そいつはスーパーの出口まで向かってて何も計画はないけど俺はそのまま追いかけていった。

「あれ、どこだ…？」

駐車場まで来て辺りを再びキョロキョロと見回す。すると、後ろから肩を叩かれて振り向いたら。

「ん！？…っ、」

布のようなものを鼻と口に当てられ俺は意識を手放した。







ちょっとここといい、この先無理やり感が出てしまうかも。ごめんなさい。次はついにファルコンくん以外のsideです！

いない…。→←笑顔が可愛いとか罪だな。

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