忍たまの世界にトリップ(転生)しました (ページ8)

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忍たま世界！？⑤ ページ8

「では、まずは改めて自己紹介じゃな！わしは、この忍術学園の学園長であり『大川平次渦正』じゃ！Aもわしのことは気軽に『学園長』と呼んでくれ」
「ヘ～ムヘム！」

　ブイブイとピースする学園長の隣にいきなり現れた犬に驚いたが、「ヘムヘム」という名の忍犬だそうだ。二本足で立てる忍びの犬なんて初めて見た。‥‥あとで、撫でてもいいかな‥‥

「私は、『山田伝蔵』一年は組の実技担当教師をしている。よろしく」
「私は、『土井半助』同じく一年は組の教科担当教師をしています。よろしく」

　残りの二人がさっきの真顔から笑顔を向け、紹介してくれた。
この人が土井先生だったのか‥後で、お礼をいわなくては‥

「よ、宜しくお願いします！」

　ばっと、頭を下げると、慌てて二人に止められる。

「えっと、一応聞けどAさんは何才なんだい？」
「17です」
「ほう、今いる六年生より上なのか‥どうします、学園長」
「仕方ない。忍術に関してはほぼ無知なのじゃから、今回Aは、様々な学年の授業に参加して学んでいくことにしとこう。ほかの先生達にも連絡は回すが、生徒達にはあえてばらさず、わしの遠い親戚としとこう」
「そうですね、特にうちの生徒達が知ったら、外に情報が出る可能性が高いですしね‥」
「まったくですな‥‥」

　3人＋1匹が一緒にため息をこぼす。
何故、そこまで心配しているのだろうか‥‥

「では、山田先生は他の先生達を此処に呼んで来てくれ。そして、土井先生はAを空いている部屋に案内してあげなさい」
「「わかりました」」

　声をそろえると、山田先生はすぐ部屋から出て行き、私も土井先生について行く為にもう一度先学園長に頭を下げ出て行った。