忍たま世界！？�� ページ5
「‥‥で‥‥‥は‥‥」
誰かの声が聞こえる。まだ意識がはっきりせず、体が億劫に感じてしまう。
少ししてからガラッと誰かが出て行くのが聞こえてきた。
「『起きなきゃ‥‥』‥‥ん‥」
「あ、目が覚めましたか？」
目が覚めると今度は、見知らぬ天井が見えた。
まだ、起き上がれない為、目線だけ動かし周りを確認する。
白い格好をした男性とメガネをかけた男の子が心配そうにのぞいてくる。
「まだ、体がきついかな」
「大丈夫ですか？水ありますが、飲めますか？」
「あ‥‥ここは‥‥？」
「ここは、忍術学園の保健室です」
「ほけん、しつ？」
どうやら、空から落ちてた私を助けてくれたようだ。
というか、聞き流せない名前があったような‥‥
「忍術‥‥学園？」
忍術って‥‥まるで、忍者の学校みたいな名前だ。
だが、神様は別の世界におくると言っていた。それなら、その忍者の世界も違和感はない。
「あの‥」
「あ‥ごめんなさい。喉渇いてるので、お水貰っていいかな？」
「はい！」
心配そうな表情をするメガネの子に慌てて答えると、嬉しそうに水を差し出してくれる。ゆっくりと体を起こし、水を受け取る。
冷たい水が乾いた喉においしい。
「どうやら、熱はないようですね」
たぶん保険の先生なのだろう、優しそうに笑顔を浮べながら私のおでこに手をあて熱をはかってくる。
「たぶん疲れのせいもあるんだろう。私は、学園長の所に行くから乱太郎君、すまないが彼女を見ててくれ」
「はい、分かりました」
そう言って、男性は部屋を出て行った。
学園長って誰だろう‥‥？
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作者名：霧風桜華 | 作成日時：2018年4月18日 3時
