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#16 ページ16

そんな賑やかムードの中。

し「あ、悪ぃ。これからこいつと2人で食いに行く予定だったんよ。だから俺ら行けねえ」

柴田が断ってしまった。

「...え、ちょっ、、」

し「俺らの代わりに増田とか誘って行ってちょうだい」

私の言うことなんて

まるで聞こえないかのように話を進める柴田。

て「約束してたんなら仕方ないか」

と「くそぅ。リア充はいいよなぁ」

「あ、2人ともごめんね...」

なんだか2人には申し訳ない気もする。

仕方ねえ、増田連れてくか〜!とか

言ってるけど、

一番被害者なの、渋々連れていかれる

増田なのかもしれない。

し「じゃ、行くか」

「......う、うん。じゃ、2人とも、またね」

て「おう。楽しめよ」



「どうして断っちゃったの?」

し「え、Aと2人がよかったから。...だめ?」

こてんと首を傾げ

つぶらな瞳でこちらを見てくるもんだから、

もう心臓がバックバクで止まらない。

「私も。一緒がよかった」

し「それはそれは奇遇ですな」

柴田がプッと笑うから、

釣られて笑う。

その笑顔いっぱいのふわふわした空気感。

私たちにしか創れない特別なもので、

柴田がいてこそのものだと改めて思う。

それから私たちは、2人だけの宴を楽しみ、

初めての夜のお遊びも楽しんだ。

大人の階段を一歩登った私たちは、少しだけ成長したみたい。

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作者名:#Love | 作成日時:2020年10月24日 20時

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