You are the one ' （黄）

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担任も何と去年と同じなべちゃんこと渡辺先生。

４０過ぎのおっちゃんなんだけど話しやすくて皆から好かれてる。

始業式も終わり、今日は午前中で帰れる日。

帰宅部万歳ーー！









時｢A、帰るよ〜〜｣



『はあい、かえろ』









とっきーと校門をくぐる。

そこには大きな桜の木が立っていて花びらが舞う。

この桜を見るのもあと２回。

次は卒業の時、そう思うと寂しいなあ。









『わたし、この桜すきなんだよね』



時｢ほんとAはそういうとこ変わってるよねえ｣









時｢賑やかなクラスだよね｣



『ねーー、楽しみだなあ』



時｢気になる人とか居ないの？｣



『え！？まだ始まって一日だよ、いるわけないじゃん』









と驚いて答えるととっきーはにやにやしてる。

ふうんーーなんて言葉を漏らし、桜の花びらが敷き詰められた道を２人で歩く。









時｢Aはあの４人の中だったら誰がいちばん格好良いと思う？｣



『えーー、考えたことないからわかんないよ』



時｢わたしは錦戸かな！やっぱり顔が格好良いしあのギャップが堪んないよねえ｣









私の反応をチラチラ見ながら言うとっきー。









『錦戸くん、、か』









時｢Aにも春がくるかもね｣









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とまたまたにやけてる。

なんでそんなに今日にやにやしてるの？とは何となく聞けず、また明日ね！といって別れた。

何だかなあ。もやもやする。

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