あっ ページ15
『…あっ』
「…?あっ!のんくん…だよね」
『…いっぺ、ただいま』
「お、おかえり…??あれ、知り合いだったの…??」
「実を言うとですね…」
「…ってことは、のんくんはノアで、体だけかわったってこと…?」
「そうなる…の?」
『…たぶん…?』
いっぺにも、しょうへいくんにも会えた。
………ついでに、でこぴんにも会えた。
死ぬ間際に見たこの部屋は大分変わってた。
ソファの位置も
テレビの大きさも
僕やでこぴんのおもちゃ箱も
なにもかも、変わってる。
唯一変わらないのは、
生前にしょうへいくんといっぺとでこぴんと撮った写真が入れてある貝殻で縁取りされた写真立て。
潮臭いお水がたくさんあるところにみんなでいったんだっけ
僕があまりにも砂に寝転ぶから、
しょうへいくん、ちょっと怒ってた。
「…そういえばのんくんは何歳なの?今」
『まえのあわせたら100こえないくらいだけど…今は6さい』
「ってことは1年生くらいか…、前世猫だったとしても義務教育くらいはうけないとね」
『しってるよ、がっこうってやつでしょ』
先生っていう悪魔がいるってしょうへいくんに前聞いた。
しゅくだいいっぱいだされるんだって。
いやだなぁ、がっこう
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作者名:NON | 作成日時:2024年1月8日 14時