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謎のよしよし攻撃も終わり、気を取り直して練習を再開する。
俺も体験という事で、ボールを持っていると、田中が横に並んだ。
「おい上弥、お前サーブ打ってみろよ！」
「普通さ、体験ってスパイクを打たせてくれたりするんじゃねぇの??」
別に構わんが、と少々の疑問を胸に抱きながらもサーブの構えをとる。
今気づいたが、バレーボールってバスケットボールに比べて柔らかいんだな。
「ﾌｩｰ--------……」
長く息を吐いて、ボールを高く上げる。
いち、
にの、
……さん!!!!
強く地面を蹴って跳び上がる。
大きく振り下ろした手のひらに、ボールが当たる感覚がした直後、大きな衝撃音が響いた。
打った俺本人が驚くほど強く地面に打ち付けられたボールは、大きくバウンドしながら二階に入っていった。
「……。」
無言が広がる。
はしゃいで、馬鹿力を出してしまった先程の俺を殴りたい。
「すいませんでした。取ってきます。」
真っ白になって固まっている先輩３人と田中に断りを入れて、二階のボールを取りに行く。
自分の予想と違う場所にあったボールを回収して体育館に下りる。
すると、いつの間にか増えていた部員たちに急に囲まれた。
確か同じ学年の、成田と木下と縁下。
「いやいやいやいやいやいや、何だ今の!?経験者?!」
「一応、小学生の頃に近所でやったことはあるけど。」
「それは経験には入らねーよ!!!」
「是非！是非バレー部に！」
「俺、肩に怪我あるんで長い時間の運動はできません。」
威力も落ちてた、そう言って肩を回すと、全員にバケモノを見るような目で見られた。
「怪我ありであの威力はヤバいだろ……。」
「お前マジでハイスペじゃねーか…。」
「まぁでも、怪我してんなら確かに選手は無理だな。」
勿体ないけど、と言った縁下の言葉に頷くと、田中が止めに入ってくる。
「選手は無理でも！お前が監督として来てくれたらうれしい！」
「おう分かった。」
「だよなー、ずっと断ってるし無理なのは分かって…え!!?」
驚いた顔で此方を見る田中。それにニッと笑ってもう一度言う。
「いいぜ。監督、やっても。」
田中の歓声が響いた。
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閃楽(プロフ) - 。さん» ありがとうございます〜🙏進むのが遅かったり、文才が足りなかったりすると思いますが、これからもご愛読頂ければ嬉しいです😊 (1月3日 16時) (
レス) id: ea6fdef67d (このIDを非表示/違反報告)
。(プロフ) - 更新待ってました！！ 今後どのようなお話になっていくのか楽しみです… (1月1日 12時) (レス) @page33 id: 3bfa0dd272 (このIDを非表示/違反報告)
閃楽(プロフ) - 。さん» 返信遅くなって申し訳ありません💦めっちゃ褒めていただけて嬉しすぎます〜😊これからも頑張りますのでご愛読ください😊 (9月1日 21時) (レス) id: ea6fdef67d (このIDを非表示/違反報告)
。 - 黒バスとハイキューどちらも好きで、男主も好きで私の好みにどストライクな作品でめちゃくちゃ感動してます、、 文章構成がちゃんとしていて読みやすいし分かりやすくて文才ありまくりで凄すぎます😭😭 更新頑張ってください！！応援してます！！ (8月7日 8時) (レス) @page4 id: e8eb9be2b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：閃楽 | 作成日時：2023年8月5日 11時
