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「んじゃぁ…牛島先輩、先サーブどうぞ。」
「あぁ。なら遠慮なくさせてもらおう。」







ボールを右手に持ち、構える牛島若利。
……なるほど、サウスポーか。俺と同じ、小さなころからの才能。

いち、踏み切って、に、跳んで、さん、振り切る。
太い腕が、鞭のようにしなった後、ボールが俺の方向へ飛んでくる。バカみたいなスピードと威力。


―――――― うん、いける。

ボールが落ちてくるところに、入り込む。真正面をとらえた完璧なレシーブ。
ドゴッ、と鈍い音が鳴って俺の腕の真ん中に当たったスパイク。








「……いってぇ!!!!」







しっかり捕らえた。上に上げることもできた。しかし、威力を抑えきれず、ボールは明後日の方向に飛んでいった。

腕が、ビリビリする。はぁーッこんなの誰が好き好んで拾うんだよ!
おぅ…と初めてのレシーブに震えている俺の元へ、牛島若利は歩み寄って来た。








「すまない、強くやりすぎた。」
「手加減されるより大分良いんで大丈夫です…」

「涼平!大丈夫!?」
「大丈夫だよ雛。でも初めてのレシーブで全国三本指はキツかったわ。」

「……………うぇ?初めて?」

「おう。俺部活でサーブしかやってないし。」







ピシッと空気が張り詰めたような気がした。気を取り直して、ボールを手に持つ。







「ってことで、次俺サーブ良いですか?」
「……あぁ。構わない。」







先程の威力。馬鹿みたいだったけど。


『異次元の天才・上弥涼平』
『アメリカに日本の弾丸現る』
『〜弾丸から皇帝へ〜止まらない上弥涼平の進化劇』
『Bullet KAMIYA』


異次元の代名詞は俺なんだよ、三本指。雛も、異名も何も渡す気はない。







「………ただの日本の高校生が、世界トッププレイヤーに勝てると思うなよ。」







小さくつぶやいて、俺は床を蹴った。左手がしっかりとボールを捉えた。






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閃楽(プロフ) - 。さん» ありがとうございます〜🙏進むのが遅かったり、文才が足りなかったりすると思いますが、これからもご愛読頂ければ嬉しいです😊 (1月3日 16時) (レス) id: ea6fdef67d (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 更新待ってました!! 今後どのようなお話になっていくのか楽しみです… (1月1日 12時) (レス) @page33 id: 3bfa0dd272 (このIDを非表示/違反報告)
閃楽(プロフ) - 。さん» 返信遅くなって申し訳ありません💦めっちゃ褒めていただけて嬉しすぎます〜😊これからも頑張りますのでご愛読ください😊 (9月1日 21時) (レス) id: ea6fdef67d (このIDを非表示/違反報告)
- 黒バスとハイキューどちらも好きで、男主も好きで私の好みにどストライクな作品でめちゃくちゃ感動してます、、 文章構成がちゃんとしていて読みやすいし分かりやすくて文才ありまくりで凄すぎます😭😭 更新頑張ってください!!応援してます!! (8月7日 8時) (レス) @page4 id: e8eb9be2b2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:閃楽 | 作成日時:2023年8月5日 11時

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