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「だっ、大地…!!」



ピクリとも動かない大地さんと教頭に、死にそうなスガさん。地獄絵図すぎる。
しかし、そんな空気を全く感じないのがこのKY三人組。



「…アレ…ヅラだったのか…!」
「気付くの遅ぇよ、皆入学式で気付いてたぞ」
「ブォッフ!お前ら!プクック、黙れ!」

「田中も黙れ!」




上から影山、日向、田中にスガさん。
俺は声を出さないように必死で笑いを堪える。

そんな中、大地さんは、スッ…と自身の頭からカツラを取り、教頭の頭に戻そうとしていた。




「…澤村くん…上弥くん…ちょっと良いかな…」
「…………ハイ」
「え!?俺もですか!?」





重い空気の中、完全に巻き込まれた俺を含め、3人が体育館を出ていく。
監督…やっぱ辞めたい………




✂ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー✂ーーーーーーー✂ーーーーーーー




30分後。



「ー幸いにもお咎めナシ。謝罪も要らない。」



大地さんの言葉に、全員がほっと胸をなでおろす。でも、それで終わりではねえよ。




「ーーーーが、何も見なかった事にしろ。」
「「 ……。 」」




俺も一応監督なので注意をしておく。主に一年生二人の方を向いて。




「だけどな、お前ら_」

「お前がちゃんと取らないからだ、ヘタクソ。何が“去年とは違う”だ、フザけんな。期待して損した、クソが。」
「いちいち一言余計だなっ」





全く話を聞かない二人。……いい加減学習しろよ。声をかけるが、言い合いがヒートアップして聞こえないようだ。


刹那、ガンッ、と低い音が体育館に木霊した。
それが俺が出した音だと気づくのに少し時間がかかる。

俺の拳が叩きつけられた壁は、少しだけ変形しているようにも見えるが、気のせいだと思いたい。
大きな音に、全員が驚いたように此方を見た。






「なぁ、少し…聞いてほしいんだけど?」





……悪いけど……これは抑えられる気がしねぇな。
あーあ、ブッキ以来の問題児どもだ。








【ブッキ → ジョナタン・ブッキラーボ、世界一のサッカー選手である。「Forward!−フォワード!−」より】
現在テスト期間なので更新が遅くなります。終了すれば通常再開するつもりです。


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閃楽(プロフ) - 。さん» ありがとうございます〜🙏進むのが遅かったり、文才が足りなかったりすると思いますが、これからもご愛読頂ければ嬉しいです😊 (1月3日 16時) (レス) id: ea6fdef67d (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 更新待ってました!! 今後どのようなお話になっていくのか楽しみです… (1月1日 12時) (レス) @page33 id: 3bfa0dd272 (このIDを非表示/違反報告)
閃楽(プロフ) - 。さん» 返信遅くなって申し訳ありません💦めっちゃ褒めていただけて嬉しすぎます〜😊これからも頑張りますのでご愛読ください😊 (9月1日 21時) (レス) id: ea6fdef67d (このIDを非表示/違反報告)
- 黒バスとハイキューどちらも好きで、男主も好きで私の好みにどストライクな作品でめちゃくちゃ感動してます、、 文章構成がちゃんとしていて読みやすいし分かりやすくて文才ありまくりで凄すぎます😭😭 更新頑張ってください!!応援してます!! (8月7日 8時) (レス) @page4 id: e8eb9be2b2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:閃楽 | 作成日時:2023年8月5日 11時

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