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学校なんか、
いつも通りに登校して、
いつも通りに授業受けて、
いつも通りmyクッションと喋って、
いつも通り眠くなって、
いつも通り1人で帰る。
それが私のある意味、習慣。
時たま、それに誠司という男が入ってくるだけ。
誠司「Aー!今日部活なしやって。一緒に帰るで。」
A「えっ?ちょっと、勝手に決めんといてやー。」
誠司「別にええやろ。どうせぼっちなんやし。」
A「・・・今、心にグサッときた。」
誠司「感動してくれたん?ありがとう。」
A「ちゃうし。悪い意味で言ったんやけど。誠司のこと、ほめるわけないやろ。」
おしゃべり、というよりも、口喧嘩の方が性に合ってるというか、、、
でも、これのおかげで家まで話題がいつも尽きない。
関西人と一緒にいるからか、話したいことがポンポンポンと頭に浮かぶ。
大阪来て良かった、なんて今更思っちゃう。
こんなこと言ったら、誠司は喜ぶ?
A「・・・大阪来て良かったわ、楽しいし。」
ボソッと口にしてみた。
小声だったはずなのに、誠司にはしっかり聞こえてた。
誠司「なんや、急に。ってか、今更すぎやろ。」
A「で、ですよね、、」
誠司「、、でも、俺も楽しいけどな。Aが大阪来てから。」
嘘だったとしても、嬉しかった。
やっぱ同じこと考えてたんだ、って、それも嬉しくなった。
誠司「・・・なーんて言うと思ったか、アホ(笑)。」
A「・・・はい?今、なんて?」
誠司「絶対、将来オレオレ詐欺とかに引っかかるやろ、お前。」
A「オレオレ詐欺って、じいちゃんばあちゃんが引っかかるっていう、、」
誠司「そう。それや。ほんま、気いつけとき。」
ぜ、前言撤回、、!
ばあちゃんと高校生を同類にするバカ目の持ち主になんか、言われたくないわっ!
素直じゃないな、って自分でも分かってる。
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にゃあ - 面白かったです! (2020年2月11日 22時) (レス) id: 6c1a3f5f49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Tsumu | 作成日時:2019年9月8日 17時