ニ ページ2
車を出して2時間
スマホの画面には
1:57
と書いてあった
地図に書いてあった少し大きめの公園についた
窓を開けて周りを見渡すと、少し離れたベンチに
そらが眠っていた
車を降りてそらを起こしにいく
夜の公園は
街灯と月明かりに照らされて割と明るかった
体操座りして、足と体の間に革のカバンを挟んでうずくまっているそらの隣に座る
街灯の光でツヤツヤと光る髪の毛を上から下へ
ゆっくりと撫でた
そら「、、」
「おはよ、ついたよ帰ろう」
そういうと、そらは足を伸ばして目をパチパチさせた
そら「ありがと、」
「うん、」
そら「、、、」
「、なに？」
そら「なんかいい匂いする、」
「キモイよ」
そら「ひどいなww」
「…そらもいい匂いするよ」
そら「Aにもらったグッチだよ」
「私そらにグッチの香水あげたことないよ？」
そら「あ、やべ人間違いだ」
「wwwwwwかえろ、」
そら「うん、ありがと俺が運転するよ」
「仕事疲れたんじゃない？」
そら「別に？取引先の方と面談しただけだし、
つかAクマ凄いよ今日も残業したの？」
「してないよ〜、笑」
そう言って、私はベンチから立ち上がった
そら「また先輩に残り押し付けられた？A優しいからな〜、そういうの良くないよちゃんと無理ですって言わないと」
「言えないよそんなの、」
そら「俺が言ってやろうか？」
「無理でしょ？笑年上だしまず知らない人じゃん笑」
そら「大切な友達がいじめられてんのに黙ってるやついるか？」
「、、ほら早く立って、帰るよ」
そう言ってそらの腕を掴んだ
そら「、、っやめろよ自分で立てるから！！」
「そ？」
そら「こう見えてもまだまだ元気なんだぞ、」
「いやどう見えて？笑」
そら「もう23のおっさんだけどまだまだ足腰は自由に動くんだから」
「それ割と普通のことだよ、それよりご飯食べた？」
そら「お金ないもん、食べてない」
「どこかで食べてく？」
そら「俺金ないよ」
「いいよそれくらいおごる」
そら「悪いからそんなん…迎え来てもらってご飯もとか」
「そ？」
そら「時間遅くなってもよかったら家で呑まない？」
「、いいよ」
そら「よし決まり、鍵ちょーだい」
そうやって当たり前かのように優しくするから
私はどんどんあなたにのめり込んで行ってしまうんだよ
これ以上あなたに依存したら
もう私他の人に恋できなくなっちゃう
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 156人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：mamichan | 作成日時：2019年10月24日 4時
