Walking with you 7 (ページ3)

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｢ねーごめ、今回ガチでトイレするから遅れるわ、悪いけど先生に言ってくんないかな？｣

｢わ、わかった｣

ホントかよと疑いつつも、あの真剣な眼差しを信じ、先生に伝える。

｢こりないなぁ｣

授業が始まって間もなくトイレを散策しに行く先生。

クラス中がざわめいてる。

｢和、ああ見えてばか？笑｣

｢もーちょっと考えて行動しろよな笑｣

｢アホすぎて可愛く見えてくるわ｣

二宮の取り巻きが愛おしそうにそう言う。

男のくせに気持ち悪。

なんだろ、俺、嫉妬してる？

何に？

二宮のことについて気安く語るアイツらに？

俺のくせに、、何思ってんだか。

感情が喧嘩しているとあっという間に2人が教室に戻ってくる。

先生は二宮の腕をがっちりと掴み、引き摺るように席へ連れてくる。

物凄くこわくて、怒られてないのに怒られた気分になった。

｢わりぃ、なんも言われなかった？｣

｢大丈夫。なんも｣

｢そっか、よかった｣

今日は俺にも冷たい感じで返事があっさりしてる。

これは二宮も相当機嫌が悪いなと、初めて見る、同級生に対しても不機嫌な二宮。

少しガッカリした。