僕中心の世界 (ページ9)

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｢っ、、はぁっ、｣

みぞおちの辺りに痛みがあったのに
家に着く頃には右下腹部に痛みが移ってた。

道路脇に運転してた車を停め、シートベルトを外す。

お腹が張ってる感じもするし、下してる感じもする。おまけに少し吐き気もあって、冷や汗がダラり。

やだな、これ誰の遺伝だよ。

お腹を抱えてキュッと丸まると、腹弱宮の腹壊し年表が脳裏を過ぎる。

いちばん古いのは保育園の運動会の時の記憶。
緊張からお腹を下して、なんの競技にも出ず家に帰ったっけな。

思い出せる限りの記憶を全て振り返る頃に波が鎮まる。

今のうちに帰ろう！
再びシートベルトを装着し、アクセルを踏み込む。

｢セーフっ！｣

車を駐車した直後に痛みの波が打つ。

急いでエレベーターに乗り込み、自分の部屋の階のボタンを連打。

ものすごい勢いで家に入ると、荷物を放り投げてトイレへ直行。

ここからはアイドルらしからぬ醜態だらけの表現になっちゃうから状況説明は省くけど、、

とりあえず、出すものは出して、洗面器を持って寝室に向かった。