【救世主 櫻井】 ページ1
櫻井side
生徒会のない放課後。
比較的空いてる電車内。
空いてる席に座りスマホを開く。
『【情報解禁】竹内結子 新月曜ドラマ＿＿＿＿』
ファンクラブから通知がきてる。
嬉しくてすぐにタップ。
でも『loading』の文字がずっと浮かんでて、なかなか結子にたどり着けない。
？｢けほけほっ…はぁ…｣
気だるそうに腰を下ろした隣の男。
？｢WiFi貸そうか？｣
その男に急に話しかけられビクッとくる。
翔｢お気遣いありがとうございます、だいじょ、、って二宮かよ｣
頭を上げた拍子にその男の顔を見るとまさかの二宮。
和｢はい、パスワード言ってくから設定開いて｣
翔｢ん、あ、おぅ｣
和｢ここタップして？あ、そうそう。＿＿＿＿ってやつ｣
二宮に呑まれる。
断ったはずなのに使わせようとする二宮。
和｢ど？開けんじゃない？開いてみ｣
翔｢お、、う。｣
無心でファンクラブサイトを開く。
『竹内結子 写真集 』『竹内結子 しゃべくり007出演』
『竹内結子 握手会 inYokohama』『竹内結子 ビデオメッセージ』
ずっと開いたそのサイトを覗き込む二宮。
一瞬でやっちまったと思った俺。
和｢へぇ〜櫻井って｢それ以上喋んな。そんで、誰にも言うなよ｣
広められたら困る。
だって結子の写真集の表紙はバッチバチの水着。傍から見ればエ○本だ。それに【購入済み】のマークが付いてる。
和｢たけうちゆ｢だから黙れって。今日はもう一言も話しかけてくんな｣
スマホを閉じ目を閉じる。
みんなにバラされないようどう対処しようか 脳をフル回転させる。
そんなこんなしてるうちに家からの最寄り駅に着いてしまい 結局この日はどうすることも出来なかった。
寝ても起きても四六時中頭に二宮がいる。
『櫻井へんたーい！』
ついには幻聴まで聞こえてくる。
大好きな結子がドラマやるってゆーのに そんなのがどーでも良くなってる俺。。。どうかしてるよ。
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作者名：賞味期限 | 作成日時：2023年1月28日 0時
