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｢にぃ！聞こえる？｣
｢聞こえる聞こえる、若干ラグいけど(笑)｣
夕方6時、病院では夕飯の時間。
その時間に、ビデオ通話をかけ、にぃと会話することに。
｢今日は、優太風3分うどんクッキングをしたいと思います！｣
とりあえず、笑顔が見たくて、笑いの方に力を入れる。
｢優太風ってなに(笑)あ、ちょっと待って、画録するから、3秒だけ待って！｣
にぃは既に爆笑してて、この様子だったら、変に笑いを取ろうとしなくても、自然に笑ってくれるなと判断。
僕は、3分でうどんを作ることに重きをおいて、作業に取り掛かることにした。
｢誰かに追われてんの？｣
｢人の家でやってる？｣
｢ばれちゃう、ばれちゃう！家主にバレちゃう！｣
僕がうどんを一生懸命作ってる中、スピーカーからにぃの楽しそうな声が聞こえてくる。
｢うまい？(笑)｣
｢ん！んまい！｣
うどんを作り終えると、にぃが一緒に食べようと声をかけてくる。
僕がうどんを作り終えるまでの3分間、ご飯を食べずに待っててくれたにぃに感謝し、2人で手を合わせる。
スマホという機械を介してのコミュニケーションだけど、リアルに、対面にいるかのような感じがして、寂しさを忘れられる。
もっとはやく、こうしてれば、僕も、にぃも寂しさを感じずにご飯を食べたりできたのに。
明日の朝食も、病院の時間に合わせて、にぃと一緒に食べようかな。
そう思った。
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賞味期限(プロフ) - ちえさんさん» ありがとうございます！兄弟設定のお話大好き人間なんで、はじまりの年は結構お気に入りなんです！続編的なもの書いてみようと思います！ (2023年2月5日 7時) (
レス) @page34 id: e5602ed7e0 (このIDを非表示/違反報告)
ちえさん(プロフ) - はじまりの年、とても素敵なお話でした。この設定で長いお話も読んでみたいなぁ、なんて思ってコメントしました。作品、いつも楽しく拝見しています。 (2022年12月22日 8時) (レス) id: 94c3edab09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：賞味期限 | 作成日時：2022年11月5日 1時
