Walking with you 3 (ページ4)

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風邪を引き、楽屋を別にしてから1週間。

相変わらず頻繁に出る咳。

このまま一緒の楽屋に戻したら、俺の咳のせいでみんなが不快に思うだろうし、自分もそこで我慢するのはさすがにきつい。

そんなこんなしてたら、文春さんに仲間割れ説みたいな記事を書かれ、出版されてしまった。

我々はマネージャーからそれを見させられ、テレビではいつも通り、仲良くしてくれ。と言われる。

それが返って、我々の間に気まずさを生むことになり、心の距離が開く。

｢あぁ、楽屋で話してたやつか！見せてよ！｣

ライブの打ち合わせでは、俺の知らない話題でよく盛り上がってて、俺の入る隙がない。

俺がその輪に居ないことによって、大野さんも心做しかよく喋る。

こう見ると、俺が喋りすぎてて、大野さんの喋り出すタイミングを失ってたのかな。と新たな発見ができる。

治って、一緒の楽屋に戻れる時が来たら、その時は喋りすぎないように気をつけよう。

そう誓ってたんだけど、、一向に落ち着かない咳。

｢咳止めってないんですか？｣

｢あるにはあるのですが、効き目はほぼゼロですね。咳の根本的原因となってる気管支の荒れが治まらないと、、。｣

2週間に1度、、という頻度まで落ち着いた通院。

発作は起こらないものの、咳が酷くてと訴えると、手持ち型のネブライザーがありますよとの事。それを買えば、それ用のお薬も処方出来ますし。と言われ、おすすめされたのを購入。